2025年度(令和7年度)の都立高校入試も無事に終わり、わが家でもようやく受験がひと段落しました。
今年は2番目の子が都立高校を受験し、家族にとっては2回目の高校受験。上の子が受験した2022年度とはいろいろと変わっていた点もあり、戸惑う場面もありました。
この記事では、2025年度に実際に都立高校を受験したわが家の体験をもとに、出願から当日の様子までを詳しく振り返ります。
これから都立受験を迎えるご家庭の参考になればうれしいです。

いよいよ都立受験が近づいてきたわ。願書の出し方とかいまいち分かりづらいし、当日も親が連れて行った方がよいのかしら?
いよいよ受験本番が近づいてくると、願書提出や試験当日の行動について、「これで大丈夫なのかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
わが家も2022年度の上の子の受験のときは初めての高校受験で、分からないことだらけでドキドキでした。
中学校からの説明もありますが、事前にざっくりと流れを知っておくと安心できますよ。
特に都立高校は、願書配布から提出までの期間が短いので、親子で事前に準備しておくのがおすすめです。
知っていれば余計な心配をすることなく、受験に集中して取り組むことができます。
都立高校の出願は「インターネット出願」です!
我が家の上の子どもが受験した2022年度までは、願書を郵送して出す形式でしたが、今は変わって【インターネット出願】になっています。
※都立高校のインターネット出願は、2023年度入試から本格導入されました。
「パソコン苦手だから不安…」という保護者の方もいるかもしれませんが、スマホからも手続きできますし、操作はそれほど難しくありません。お子さんと一緒に画面を見ながら進めると安心です。
なお、都内の中学校に在学している場合、必要書類は中学校から高校に直接郵送されるため、保護者の手間は最小限。ですが、都外の中学校に在学している場合は、本人または保護者が高校に【簡易書留等で郵送】する必要があります。

子どもが通っていた中学校では、保護者が一通りに入力して「下書き」にした状態で、担任の先生が確認してくださる期間がありました。確認が終わってから、支払い手続きに進み、願書の提出が終了です。
娘の都立受験の時は、願書は特定郵便記録での出願だったため、そちらのエピソードを今までご紹介しておりましたが、2年前より、都立高校はインタんーネットでの出願にかわっておりますので、記事を更新して
ご紹介します。
インターネットが苦手な保護者の方は不安になりますよね。そんな時はインターネット使用の不安が少ないお子さんと一緒に手続きをしていくとスムーズかもしれません。パソコンがなくてもスマホがあればできますので、不安になりすぎず、一つずつすすめていきましょう。
受験が近づいてきたら東京都のHPから積極的に情報をキャッチしていきましょう!

都立高校の出願倍率を確認する
まず1月中旬には、各中学校の校長がまとめた「志望予定調査」の結果(校長会調査)が発表されました。これはあくまで“志望の意向”段階ですが、倍率の目安として参考になります。
そして、出願締め切り後の第一次応募倍率は2025年2月5日(水)に発表されました。この倍率を見て出願を取り下げたり、変更するかどうかを検討するご家庭も多いです。
さらに、最終応募状況は2025年2月14日(金)に発表され、倍率の最終的な動きが明らかになりました。高校によって倍率の変動が大きくなることもあるため、特に内申がギリギリな場合は、冷静な判断が必要です。
2025年都立試験当日
2025年の一般入試(学力検査)は、2025年2月21日(金)に実施されました。
試験当日は【印刷した受験票】を必ず持参してくださいね。
当日はお弁当持参が基本なので、午後のテストで眠くならないように、いつもよりは少なめにして持たせるといいでしょう。
現在も体調不良で受験できない場合のための追加の受験期間も確保されています。また、当日は電車遅延などのアクシデントもありえます。
公式サイトやSNSでの情報発信をチェックしておくべきですね!
電車遅延が発生した2022年度は、東京都からこんなツイートもでました。
本日都立高校入試について、交通機関の遅延のため学力検査(共通問題)実施校は開始時間を1時間繰り下げます。学力検査(共通問題)を使用しない学校(エンカレッジスクール、チャレンジスクール等)は集合状況を踏まえて各学校の時程で入試を実施します。落ち着いて受験する学校に向かってください。 pic.twitter.com/jfi3bQm7aJ
— 東京都 子供・教育 (@tocho_kyoiku) February 20, 2022

当日の朝は、一人で行く子、保護者と一緒に行く子など様々でした。
急なトラブルがあるとやはりお子さん一人では判断がつかないので一緒に行ってあげる方が安心だと思います。
スマホは持っていかないように中学校から指導されることが多いようです。万が一、持っていった場合は、当日配布される茶封筒にいれて預けるように指示があったようです。
当日のテストのタイムスケジュール
2025年度の予定スケジュールは下記の通りでした。
- 8:30 集合
- 9:00~9:50 国語
- 10:20~11:10 数学
- 11:40~12:30 英語
- 12:30~13:30 昼休憩(お弁当)
- 13:30~14:20 社会
- 14:50~15:40 理科
試験中は荷物は外に置くように指示されますが、休憩中は参考書を確認することはOKでした。

私は受験校がちょっと遠かったので帰りも高校の門まで迎えにいきましたが、
帰りの親御さんのお迎えは少なかったです。
友達同士で開放感いっぱいの様子でおしゃべりしながら出てくる子たちが多かったです。都立だと周辺の中学の子が受けるから顔見知り同士だったりするんですね!!
合格発表はいつ?
令和7年度の合格発表は【2025年3月3日(月)】でした。
試験が終わっても、すぐに学期末試験が控えている学校も多く、なかなか気が休まらない日々。でも、その分そわそわ感が和らぐかもしれませんね。
自己採点はどうする?
受験日の夕方には、ネットで【解答速報】が出ます。
記述問題は得点が分かりにくく不安になりますが、目安として自己採点はしておくと良いでしょう。
11月に受験したスピーキングテスト(ESAT-J)の点数も加算になるので1月に発表された結果をチェックしておいてくださいね。
ちなみに、2025年度は平均点が前年度より下がる可能性があるとの予想も出ていたため、ギリギリラインの受験生にとってはドキドキの発表待ちに…。
まとめ|受験は家族で乗り越える一大イベント!
いかがでしたか?
今回は、我が家の2022年度の体験談と、2025年度の最新スケジュールを交えて、都立高校受験の流れをご紹介しました。
都立受験では、中学校からの配布物や連絡がとても重要です。出願手続きの案内や、倍率・進路説明のプリントなど、見逃すと大切な情報を取りこぼしてしまうこともあります。
プリント類は親子で一緒に目を通して、スケジュールや提出物をしっかり確認しておくと安心です。
また、2023年度からはインターネット出願になっており、親がサポートする場面もたくさんあります。不安なことがあれば、中学校や公式サイトを確認しつつ、「分からないままにしない」ことが大切です。
受験は、子どもだけでなく家族みんなで力を合わせて取り組む一大イベント。
焦らず、慌てず、ご家庭ごとのペースでひとつずつ進めていけば大丈夫。
受験生のみなさんが、自分らしく力を発揮できますように!応援しています。