一時保育を利用して知ったメリットとデメリット【リフレッシュ目的でも大丈夫なの?】

ワンオペ育児で、精神的にも物理的にも余裕がなくなり困っているけれども、「一人で頑張るしかない」と頑張っているママは多いものです。

頑張り屋のママほど、「みんながやっていること」と誰にも助けを求めることなく限界近くまで頑張りすぎてしまいます

かつての私はそうでした。「しっかり」とこなしたい長女気質の自分の性格もあり、今、振り返れば育児ノイローゼの一歩手前だったのではないかと思うくらい頑張っていました。

この記事では

「ワンオペ 苦しい」「育児 つらい」などと検索してしまう
精神的にも物理的にももう少しゆとりが欲しいから誰かに本当は誰かに手伝って欲しい

こんなあなたにむけて、私がワンオペ育児から抜け出す手段に利用した「一時保育」についてご紹介します。

さくらこ
さくらこ

一人で頑張るしかないって自分で自分を追い詰めないで!新たな選択肢を広げて、苦しい育児からは抜け出していきましょう

3歳差育児とワンオペ育児が同時に始まった

最初に私がワンオペ育児をしていた時の状況をお話しさせてください。

我が家は娘が3歳の時に下の息子が生まれました。
出産前まで仕事をしていた私は、地域に知り合いがいるわけでもなかったので、専業主婦になった当初、社会との繋がりのライフラインは夫のみの状態でした。お互いの実家も簡単に往復できる距離ではありません。

第一子を授かった時は夫も育児にはできる限りの範囲では協力してくれたいたので、私は新しい家族が増えることの喜びの方が大きく「みんながやっていることだし、まあなんとかなるだろう」と考えていました。

しかし、夫の単身赴任に伴い二人目の育児が始まって間もなくワンオペ育児になってしまったのです。
二人の小さな子どもの育児は思っていた以上に理想通りに動けないという現実にぶちあたります。考えれば当たり前のことなのですが、想定外のことが多すぎてほとんどが思うようにいかず、体力も気力も限界までに削られました。

さくらこ
さくらこ

夜、ゆっくり寝ることができなかったということが余計につらかったです

二人目を出産してから再び授かった赤ちゃんに癒されるも、余裕がなくなると

「なんで私は一人でこんなに頑張っているのにうまくいかないの・・」

という思いがちょこちょこと顔を出し始めました。
積極的に育児講座に参加したり育児書を読んで勉強する日々でしたが、相手は生身の人間・・育児書通りにはいきません。泣かれると自分が責められているように感じて、自分の不甲斐なさに幾度となく泣きました。

ふだん一緒にいるわけではない夫が、帰ってきてずっと抱っこして泣き止ませている姿を見て素直に「手伝ってくれてありがとう」とも思えず、ゆとりをもって育児ができない、そんな自分の無力さを感じるようになっていきました。

ワンオペ育児から抜け出す方法はないのか?

娘が幼稚園に入ると幼稚園の行事に参加することが多くなりました。下の子がまだ赤ちゃんであれば抱っこ紐の中でなんとか数時間、静かに過ごしてもらえるようにあの手この手をうちながら過ごしていましたが、1歳を過ぎると、そうもじっとしていてくれません。
私の目は行事に参加している娘でなくて常にチョロチョロと動き回る息子を目で追っている状態。

「誰か、息子を見ていて欲しい・・」そんな気持ちを常にもちながらも、なぜかその頃は、夫以外の人にに預けるということにすごく抵抗がありました。世の中の子どもにまつわる不安になるようなニュースをみてマイナスな面に意識がいき過ぎていたのでしょう。

しかし、そんな私も

「この状況をなんとかしたい」
「ワンオペ育児を縫え出す方法はあるのではないか?」

自治体の子育て支援情報誌にのっていた一時保育を利用してみることを考えるようになりました。

さくらこ
さくらこ

周りのみんながやっていることだと思うと、苦しくてもやっていかなくちゃいけないとそのまま突っ走ってしまいますよね。「もっと楽にできる方法はあるはず」と視点を変えて探してみるとよいです!

一時保育とは

一時保育は、保護者の事情により一時的に保育園や子育て支援センターで子どもを預かってもらう地域の子育て支援のことです。

保育園に入れなかった待機児童の方が利用するイメージがあるかもしれませんが、リフレッシュを目的にした利用も可能です。

ただし、事前に一時保育を申し込んでおかなければなりません。初めての利用では、利用日を迎える前に書類の提出や面談を行います。

保育園によって異なりますが、定期的に仕事で利用されている方で、定員がうまってしまっているということもあります。「今日預けたい」とお願いすることはできないので、できるだけ早めに予定を立て利用できるか確認しておきましょう。

さくらこ
さくらこ

私は出産時の緊急対応も考慮して念のため、子育て支援センターと保育園の一時預かり、2つを登録しておきました。

一時保育はリフレッシュでも利用してよいの?

一時保育事業は利用理由として下記の3つに区分されます。

①保護者の就労、職業訓練、就学

②保護者の出産、介護、災害、事故、冠婚葬祭

③リフレッシュ(保護者の育児疲れによる肉体的・身体的負担を解消するころが目的)

一時保育は、就労や保護者の緊急事態によって保育することが困難な場合に保育を請け負うと共に、子育て家庭の保護者の育児疲れの解消を図るため、保護者の方が新たな気持ちで育児に取り組めるよう支援するという目的もある事業です。

リフレッシュ目的は一時保育事業の目的に沿った利用理由になりますが、①や②に比べると緊急度が低いため、優先度は下がってしまう可能性はあります。利用前には施設を保護者の間で面談がありますので、本当に精神的につらいという場合は伝えてみましょう。

一時保育利用のメリットとデメリット

私が実際に一時保育を利用して感じたメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

1 心にゆとりをもつことができる

一時保育を利用することで予定をずらせないときに子どもを預かってもらうことで心にゆとりがでたのは大きなメリットです。私の場合は下の子を妊娠している時の検診日は長時間も待ち時間になることを考慮してなるべく預かって頂くようにしました。

2 上の子の行事にも集中できた

上の子の保育参観などの幼稚園行事の時にもなるべく、下の子を預かって頂くことで、しっかり上の子の成長を感じてあげることができました。

3 頼ることに豊かさを感じられるようになった

個人的にはこれが一番のメリットだったかもしれません。自分だけで24時間子育てをすることは到底、無理なことです。いろいろな人と関わって、たくさんの人の愛情に恵まれて育てる方が一人で完璧にこなそうとするよりも何倍も豊かな人生が歩めるようになる。

一見当たり前のことかもしれませんが、子どもが産まれたあとは、守らなくてはいけないという使命感のもと大切なことを見落としていました。

この一件をきっかけに、少しずつ「周りの人に頼ってみる」ということを意識的にするようにしました。一時保育施設だけではなく、ママ友にも預けたり、預かったりしてもらったりするようになりました。

さくらこ
さくらこ

自分が思っている以上に「助けてあげたい」って手を差し伸べてくれる人が多いことに気がつきました。以前の私は「手伝おうか?」って言ってくれているのに反射的に「大丈夫!」って言ってしまってました~。長年の癖ですね・・

4 一緒に我が子の成長を喜んでくれる人がいるのが嬉しい

人に頼ることで、人とのご縁は広がっていきます。自分だけでなく子どもに関わった人が一緒に成長を喜んだり見届けてくれる。とっても心強いことです。

私が見ていない時の息子の成長を教えてくれたり、行事に参加できなかったら我が子の写真をわざわざ送ってくれる人にも恵まれました。関わって下さる方々も、自分の子供であるかのように接してくれているので、良い方にめぐりあえたなと感謝しています。

デメリット

1 子どもが慣れるまでに時間がかかる

小さいお子さんは普段一緒にいるママから離れることに不安を感じ、預けられることを嫌がって泣くことが多いでしょう。

保育園児であれば、登園は毎日になるので半月くらいで、周りの環境に馴染んでいきます。しかし一時保育だと預ける間隔にもよりますが、環境に慣れることにハードルがあがります。

泣いている我が子に後ろ髪をひかれる思いもしますが、その分、ママは思いっきりリフレッシュして戻ってきたら精一杯の笑顔をむけてあげればいいのだと思います。

2 料金が発生する

一時保育の利用には料金がかかります。1日あたり2,000円から3,000円が相場になりますが、就労が理由でない場合は高く設定されているところも多いので事前に料金の説明を聞いておいましょう。

3 予約がとれないことも多い

一時保育の利用には事前の予約が必要ですが必ずしも、利用したい日に利用ができるわけではありません。忙しい子育ての合間の事前登録や予約可能日とのすり合わせなどを負担を感じる人も多いです。

まとめ

時には美容室に行きたい、ゆっくり買い物がしたいなど自分の時間を過ごしたいときにも良いのだと思います。

私にとって「誰かに頼っていい、手伝って欲しい時はお願いしてもいい」という選択肢があるのは本当に救いでした。誰かに頼っても「できないお母さん」ではないのです。

むしろ、たくさんの人の手を借りることで感謝したり、感謝されながら社会を生きていくということは本質的な生き方だと思います。

家族以外の大人に出会えて、一緒に遊んでもらって楽しい、嬉しい、悔しい、悲しい時間を共有してもらうこと。その大人から愛してもらえること。ひとつひとつが子供にとって刺激となり、大切な経験となって子供を成長させてくれるのではないかと考えています。

そして親の私たちも子どもの成長を一緒に喜んでいくれる人がいるということはどれだけ嬉しいことでしょうか。
「たくさんの人の愛を受け取って、子どもに与える機会を増やしてあげるのも親の役割」そんな風に考えると、人の手を借りることがちょっとだけハードルが低くなるのかもしれませんね。

 

 

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