ワンオペ育児ママの強い味方!地域の育児サービス支援の利用体験談

ママがひとりで育児・家事・仕事を回す「ワンオペ育児」という言葉が昨今、話題になっています。夫の労働時間の増加や単身赴任、両親が遠方に住んでいることから頼れないなど理由は様々です。

お子さんが小さければ、どうしてもお世話に手がかかります。「ちょっと、○○してもらえたら助かるのに・・」そんな風に感じたことありませんか?私は子どもが小さかった頃、しょっちゅう思っていました。

 

さくらこ
さくらこ

こんには、子育て支援員のさくらこです。

「ワンオペ育児になってしまってつらくて子どもにもイライラしてしまう」そんなママたちの相談をよく受けます。

ひとりで頑張りすぎてしまっているお母さん、みなさんが住む地域には頑張るお母さんたちをサポートする支援事業やサービスがあるのをご存じですか?

この記事は、今、ワンオペ育児を頑張ってつらくなってしまっているお母さん、またはこれから出産を考えているけれども、ワンオペになってしまうことに不安を感じていらっしゃる方にむえての記事になります。

今、地域では子育てを支援するためのサービスを事業としてどんどん充実させてきています。

地域の情報を知って、困った時には頼れる場所や制度を利用してみてください。遠くに探しにいかなくても身近なところに頼れる機関や人はたくさんいます。自分が必要としている育児支援サービスを利用してワンオペ育児を乗り切りましょう。

ワンオペ育児とはどういう意味?

昨今流行りの「ワンオペ育児」とはどういう意味で使われているのでしょうか?「ワンオペ」とは「ワンオペレーション」の略で、もともとはファーストフード店やコンビニエンスストアなどで、過酷な労働環境を表す言葉として使われていました。

その後、SNSなどでパートナーの単身赴任や残業またはシングル家族、実家に頼れないなどの理由で、夫婦のどちらか一方に家事や育児の負担がかかっている状態を「ワンオペ育児」という言葉が広がりました。

なぜ今、自治体の子育て支援サービスが充実してきているのか

国の子育て支援

少子化、子どもの貧困の増加、核家族の増加、待機児童の増加等の言葉は、みなさんも日常よく耳にし、大きな問題になっていることはご存じだと思います。現代では子育ての精神的負担が昔とは違った面で増しています。

かつては、子どもは地域の人々に育てられ、成長、発達してきました。現在は少子化により、地域で同年齢や異年齢の子どもが少なくなったことで遊ぶ仲間がいなくなり、勉強やお稽古事等で遊ぶ時間がなくなり、地域の開発、都市化により遊ぶ空間が少なくなり、地域での子どもの発達の環境が少なくなっています。

また、地域に連携の希薄化の傾向から地域の行事等も減少し、地域社会の子どもの発達を支援する機能が失われつつあります。このことから、家庭で行わなければなない育児項目が急増し、頭も心も体も、親が「意識的に」育てていかなければならないという負担が増加しています。

ママひとりで育児をかかえている状況ですとこの精神的負担をすべてママが背負うことでオーバーワークな状態になり、心にも体にもゆとりがもてなくなります。場合によっては虐待という行為にまでつながってしまうのです。

虐待に関して言えば、虐待の発生件数は年々は増加しており児童相談所での対応件数もかかえきれないほどになってきているとのことです。もちろんこれは、ワンオペ育児だけが要因ではありません。

このような状況を改善するために、各自治体が子育て世帯を応援するサポート体制を充実させようと、様々なサポート体制をづくりにどんどん取り組んでいます。私たち、子育て支援員はそのためにも存在しています。

ワンオペ育児に限界になる前に、地域にある資源を利用して賢くのりきっていきませんか?まずは自分が住んでいる地域にはどんな資源があるのかを知るには各自治体の情報誌やホームページから情報を集めてみましょう。

どんな育児支援サービスがあるのかを知る

育児支援

具体的にどのような育児支援サービスがあるのでしょうか。自治体によって名称や支援のサービス内容は異なりますが、主なものをあげてみます。

子育て支援センター

臨床心理士や保健師、保育士などの専門職員が育児のあらゆる相談に応じる相談窓口として各自治体に設置されています。相談事業のほか、ショートステイ、トワイライトステイ、一時保育、産後支援ヘルパーなど子育て中のママたちの心強い支援をしてれます。子どもを遊ばせるスペースもあるので子どもと一緒に遊びながら、他の保護者との交流を広げていける場所でもあります。

保健センター

各自治体の保健センターでは、保健師・栄養士・歯科衛生士が中心となって妊娠から子育てに関連する様々なサポートをおこなっている場所。母子手帳の交付も行っており、出産後は乳幼児健診、予防接種、健康相談などを行っています。お医者さんにはちょっと聞けない育児の不安や疑問があるとき、健診結果について詳しく知りたい時など様々なことを相談できる場所です。

児童館

児童館の「児童」といえば、小学生以上が対象のように思えますが、そんなことはありません。午前中は乳児に開放しているところが多いです。子育て中の親子や、地域の子どもたちが自由に遊び、過ごすことができる場所です。ママサークル等の情報や開催等、行政と身近な民間の子育て情報が一つなったものを得ることができます。遊び場やサークルを通して同年代の子どもを育てるお母さんたちと繋がりやすい場所でもあります。児童館は18歳までの児童が利用することができます。

ファミリーサポートセンター

地域で子育てを支える会。子育てをお手伝いをして欲しい人と、子育てをお手伝いができる・したい人が登録をしてセンターが仲介に入って支え合いをサポートしくれます

保育所等の一時保育事業

保育所が行っている一時保育事業です。仕事や親の通院、上の子の学校行事やリフレッシュなどを理由に、利用できる事業です。各自治体の保育コンシェルジェやホームページ、または直接、保育所に問い合わせて空き情報や利用金額を確認することができます。

一時預かりは、保育所のほか、子育て支援センターでも行っていますので預けやすさや料金など確認してみましょう。

病児・病後児保育事業

病気の急性期又は回復期にある子どもを一時的に預かる事業。

この他にも地域によって様々なところで子育てをサポートしようとすすめられています。

さくらこ
さくらこ

この他にも、こども食堂や非営利団体が主催する子育て支援などいろいろありますが自治体によって様々です。

【体験談】子育て支援を利用して感じたメリット

ママの気持ちのゆとり

我が家もワンオペ育児状態になる時が多かったので、子供が乳児の時にはいくつか活用しました。特に下の子を妊娠していた時は、健診に行くときは病院での長い待ち時間に付き合わせなくていいように、一時保育を利用して上の子どもを預けるようにしていました。お陰で長い待ち時間もイライラせず、めったにない自分だけのゆっくりできる時間として雑誌を読んだりしながら待っていました。

育児支援サービスを利用したメリットはいっぱいありましたが私が感じた主なものをあげてみます。

【メリット】

✔子どもを無理に待たせるような場所に連れていく機会を減らせた

✔美容院や講座にいったり自分の時間をつくることができた

✔いろいろな人に子どもの面倒をみてもらえ、多様な愛情を与えてもらえた

✔子育てに関わる専門職の人とお話が簡単にでき勉強になることが多かった

【デメリット】

✔自分の住んでいる地域といえども、預け先の交通の便が悪いと雨の日などは少し面倒に感じた

✔一時保育は受け入れ人数制限などもあり、預けたい日に予約がとれないこともあった

個人的な感想はこんな感じです。保育所の一時預かりなどは就労目的の時とリフレッシュなどが目的の時とは発生金額にも違いがあるので、使用する前にしっかり説明を聞いておきましょう。

まとめ

子どもは将来、大きくなって社会を作っていく一員となります。親は社会の大切な宝を一時的に預かって育てているのです。すべて一人で完璧にする必要はありません。

社会の力を借りて育てていけばいいのです。最初はちょっぴり勇気がいるかもしれませんが、ワンオペ育児で親子でつぶれてしまう前に、たくさんの人からの愛を受け取って上手にのりきっていきましょう。
地域とのつながりはお母さんにもお子さんにもメリットがありますよ!

厚生労働省による子ども・子育て支援のHPも合わせてご覧ください。

子ども・子育て支援 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

タイトルとURLをコピーしました