受験本番が近いご家庭も多いのではないでしょうか。
受験をする本人はもちろん、これまで支え続けてこられたご家族も心配が多々あるかと思います。
この記事ではお子さんが安心して受験にのぞむために、受験直前~受験当日までに保護者の方ができることをまとめました。

こんにちは、さくらこです。
我が家にも中学3年生の
受験生がいます。
受験が近づいてくると
どうしても神経が張り詰め
がちになりますよね。
わが家は受験を通して、親子の関わりを深める大切な時だと感じました。親子で不安になる時期ですが、頑張ってきたお子さんを精一杯、応援してあげましょう!
試験会場までのルートを親子で確認
受験当日は、お子さんが「試験」に集中し、努力してきたことを100%発揮してもらいたいですよね。そのためには、当日の交通でのトラブルによる気持ちの乱れは防ぎたいところです。
電車の乗り違え
最寄り駅で降りられなかった
通勤ラッシュの人込みが想定外だった
生理の予定日でもないのに、生理がきた ←わが娘はこれでした・・
など想定しておきたいところです。

まだ、社会経験が少ない子ども
たち。大人が想定していなかった
ようなハプニングはつきもの
ですよ~。
昨今のコロナ禍の影響で、学校見学などがオンラインでの開催に変更した学校も多かった今年度。足を運ぶ機会が少なかったのではないでしょうか。
受験前は上記のことも想定して、受験の数日前には親子で一緒に受験会場に行ってみましょう。
当日に天候や事故による電車の遅延があった場合に備えて、いくつかの他のルートを確認しておくと安心です。到着までに万が一ハプニングがあった場合も、お子さんが一人でも落ち着いて対処できるように中学校または高校・受験校の連絡先を控え連絡するように伝えておくようにしましょう。
自分の志望校を改めて実際に目にすることで、受験までの残された期間のやる気の継続にもつながるようです。
試験当日の持ち物を一緒に確認する
普段はしっかりと自分で持ち物を準備できるお子さんも、試験のことで頭がいっぱいになっていると思わぬことを見落としてしまっているかもしれません。受験票は大事だとわかっていたのに試験会場についたら探し出せなかったなどというお子さんもいます。

大人だって初めての経験だと
緊張してしまいますよね。
また、普段とは違う日であるがために思わぬ体調トラブルがあるかもしれません。心配のし過ぎは良くありませんが、胃腸薬や頭痛薬などを持っておくと安心して試験にのぞめます。
当日の一般的な持ち物
受験する学校にもよりますが、次のものは必要になりますので一緒に確認してあげましょう。
- 受験票 (受験表とは別にコピーを別の場所に保管しておくと、万が一途中で紛失してしまった時に安心です)
- 筆記用具
- 上履き(必要であれば)
- お弁当(必要であれば)
- 腕時計
- 交通系のカード・お金
- 緊急連絡先(在籍している学校・受験校の電話番号)
- 携帯カイロ
- 常備薬
- ハンカチ・ティッシュ
- ナプキン
持ち物に関するハプニング集
- 文房具は何も書かれていないシンプルな物と書かれていたのに、英語の印字があった
- デジタル時計は禁止だった(アナログのみだった)
- 消しゴムに予備がなかったため、落とした時にとってもらうまで時間のロスになった
- 受験票をどこにしまったのかわからなくなって焦った
- お昼近くにお腹の音が鳴りだして集中できなかった
- 忘れ物をしたことが試験のマイナスになるのではないかと心配だった
持ち物は学校によって多少かわるので、試験前にはもう一度、当日の持ち物を確認しましょうね。
受験当日と同じ生活習慣になるようにサポート
夜遅くまで勉強をしているお子さんでしたら朝型に生活をリセットできるように促していくことも必要です。一般的に脳の働きが活発になるのは、目が覚めてから3時間後と言われています。
試験の開始時間から逆算して3時間前には起きて、活動を始める生活に移行する手助けをしていきましょう。
受験前日は、子どもが安心できる環境づくりをする
試験の前日はどうしても緊張してしまうもの。無理に緊張しない方法を試す必要はありませんが、お子さんが安心して自分の力を発揮できるような環境を用意してあげたいものです。
また、翌日の試験に備えて質の良い睡眠がとれるような食事を用意してあげたり声かけをしていきましょう。
食事
試験前日はどんな食事を用意しようかも悩むところですよね。
「試験に勝つ」に引っかけたゲン担ぎのメニューとして、「とんかつ」は有名です。豚肉に含まれている豊富なビタミンB1が脳の働きを良くすると言われています。
しかし試験前は緊張により胃腸の動きが鈍くなりがちです。油で揚げてあるので消化不良で身体に負担がかかってしまうため、避けたほうが無難です。「とんかつ」ではなく、「豚の生姜焼き・具沢山のお味噌汁・ご飯」などにすると胃腸への負担は減りますよ。
ゆっくりとリラックスして食べられるように早めに準備をしてあげたいところです。

お子さんの「とんかつが
食べたい!」のリクエストに
答えてあげたい場合は量や
食べる時間を工夫してみて。
声かけ
お子さんが安心して自信をもって試験にのぞめるような明るい声かけをしてあげましょう。
「○○(名前)なら大丈夫だよ」と「応援しているよ」という気持ちが、お子さんの大きな安心につながり、前を向いて挑戦してみようという力になっています。
あまりにも何度も「頑張って」などと言われるのはお子さんには負担になるようなので気をつけたいところです。

ご両親の不安や緊張は
お子さんは敏感に感じ
とるもの。
家族もリラックスを
こころけましょうね!
試験日の当日は気持ちよく送り出す
お子さんが気持ちよく目覚められるように配慮してあげましょう。
「いつまで寝ているの、遅刻するでしょ!」
「緊張すると失敗するよ」
などマイナスをイメージするような言葉がけでなく
「大丈夫、いつも通りの○○(名前)でね」と笑顔で送りだしてあげましょう。

当日、私たち親ができることは
力を出し切れるように応援
してあげることなのです!
受験後の声かけも大事
もしかしたら、お子さんが浮かない顔で帰宅するかもしれません。親としては根ほり葉ほり聞きたくなるところでもありますよね。でもそこはお子さんが自分から話すまでぐっとガマン。
どんな表情で帰ってきたとしても、まずは
「お疲れさま、よく頑張ってきたね」と健闘をたたえる言葉をかけてあげたいですね。
一つ一つの小さなことがその後のお子さんとの信頼関係にもつながっていきますよ。
まとめ:受験直前~受験当日までに親ができること
試験間近から当日に親ができることのまとめです。
①受験会場までのルートを親子で確認
②試験当日の荷物を親子で確認する
③お子さんが安心できる環境づくりをする(食事・声かけ)
④試験日の当日は気持ちよく送り出す
そして、試験から帰ってからの声かけも大切でしたね!もしかしたらここが一番大切なところなのかもしれません。
受験という経験を通して、どのように親が子どもに関わったか。信頼関係を強める経験になったのか。
お子さんが希望通りの進学ができることは大切ですが、このページを読んだ方は是非そんなところも意識してみてくださいね。