2月の節分では、お子さんと一緒に豆まきを楽しむご家庭も多いのではないでしょうか。
お子さんから「節分ってなに?」「どうして豆をまくの?」と、節分について質問をされた時に子ども向けにわかりやすく、簡単に説明できると日本の伝統行事に興味を持つことにもつながりますよね。

さまざまな由来や意味がある伝統的な行事。いざ聞かれると、子どもにも伝わるように説明するって難しいですよね
お子さんに説明するときは、簡単な言葉に言い換えて説明してあげると伝わりやすくなりますよね。今回の記事ではお子さんに説明する時の言いかえも解説していきますので参考にしてみてください。
この記事を読むことで大人も節分について改めて知ることができ、お子さんにもわかりやすく説明することができるようになります。
節分とは
節分はその昔、立春、立夏、立秋、立冬の前日に、年4回行われていました。
立春は今でいうところの正月にあたり、その前日である節分は大晦日とされていました。そのため、春の節分は今年までの厄を払って良い新年を迎える、「1年のはじまりの行事」として親しまれていたようです。
節分には「季節を分ける」という意味があり、立春の前の日とされています。
2月3日のイメージがありますが、立春は年によって変わるので節分の日付がずれることもあります。

2023年の節分は2月3日ね!
昔は季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていたため、豆まきをすることで邪気を追い払い、幸運を招き入れるようと考えら始まったのが「節分」という行事です。
「節分ってなに?」を子どもにわかりやすく伝える言葉
「節分は、1年の最後にやっていた行事で、新しい年をみんなが元気に過ごせるように願いを込める日なんだよ。だから、悪いことが起きないように、豆をまいて悪い鬼に出て行ってもらおうね」
「鬼は外、福は内」の意味
節分に、豆をまくときに唱えられている「鬼は外!」、「福は内!」の言葉は、福をもたらす福の神は家の中へ、厄災を招く鬼は外へという意味があります。
しかし、地域に残る言い伝えなどによっては鬼を悪いものとしていないところもあります。そのような地域では節分のとき「鬼は内、福は内」といって豆をまく場合もあるそうです。

地域での言い伝えの違いもお話してあげると、節分への好奇心が広がりそうですね!
「鬼は外、福は内ってなに?」を子どもにわかりやすく説明する言葉
「鬼は外、福は内は、悪い鬼は外に追い払って、みんなへのしあわせが中に入ってくるようにという意味があるんだよ。」
「この言葉を大きな声で言いながら豆をまいて、家族みんなが元気に一年を過ごせるようにしようね」
「節分に豆をまく」意味
節分になぜ豆をまくようになったのでしょうか。
邪気を退治するために、「まめ」が使われるのは「魔(ま)を滅(めっ)する」という語呂合わせからとも言われています。また「まめ」という言葉には体が丈夫であるという意味もあるため、節分に使われる豆は「福豆」と呼ばれ縁起が良いものとされています。
「なんで節分に豆をまくの?」を子どもにわかりやすく説明する言葉
「鬼は豆がとっても苦手で怖いんだよ。だから鬼がこないように、豆をまいてお家から出て行ってもらおう!」
「節分に豆を食べる」意味
節分は新しい年の前日に行うため、福豆を食べることで体内に福を取り込んで、新たな年を無病息災で過ごせますように、という願いが込められています。
また、年の数より1つ多く食べることで、体が丈夫になって風邪をひかないという風習もあるようです。
「なんで節分に豆を食べるの?」を子どもにわかりやすく説明する言葉
「悪い鬼を追い払った豆を、年の数だけ食べると体の中の鬼も退治できるんだよ」
「体の中にいる鬼を追い出して元気に過ごそうね」
まとめ

お子さんの年齢によって説明の仕方は違ってきますが、次の内容が伝わるといいですね!
①節分は昔の1年の始まりで、大晦日のような日であること
②新しい年を迎えるために、1年間の悪いものを祓(はら)うために「豆まき」という風習があること
③昔の人は病気やケガや自然災害は鬼の仕業だとして、鬼を追い出すことで邪気が祓え、幸せが入ってくると考えていたこと
④歳の数だけ大豆を食べることは、鬼を追い出すことで健康になる願いが込められていること
さらに絵本なども活用して節分について説明できたら、子どもたちもより節分行事が楽しめるかもしれませんね。
節分が終わったら、ひな祭り!こちらの記事も是非、参考になさってくださいね。
季節の行事について知識をもつことはお子さんの人生を豊かにしてくれますよ!