小さいお子さんを育てているママの苦労は並大抵のものではありません。
特に初めての子育てともなると、何から何まで分からないことばかりなのでパニックになったり、ノイローゼのようになってしまうもの。
真面目な人ほど「しっかりした子どもに育てなくては」と責任を背負い、自分を犠牲にして家事も育児も頑張っているのではないでしょうか。
「親ならば子どもを一番に考えるのが当たり前」と思って行動を選択して苦しくなっているママがたくさんいます。笑えなくなったり、一日中イライラしてしまったり・・幸せを思い描いていた子育てが「なんでこんなに苦しいのだろう・・」と思っていませんか?

子育て支援員のさくらこです。心を楽にする考え方を知ると、ふっと肩の荷がおりたようになり自然と笑顔になりますよ!
子育てが苦しく感じてしまう原因は?

ちゃんとしてくれないとママがだらしないと思われちゃうでしょ!
子育ては大変ではありますが、必要以上に苦しく感じてしまう原因として、他人の考えや価値観基準に振り回されすぎてしまっているのかもしれません。
他人の価値基準をもとに自分の行動を合わせていくことを「他人軸」といいます。本来、価値観や考え方とは十人十色で全く同じ考えの人は存在しないはず。それなのに周りの意見や顔色をいつも伺って生きていると、常に自分の考えや行動を他人の価値観に合わせることになるので振り回され、疲弊してしまうのです。
現代は核家族で近くに頼れる人がいない、地域全体で子育てをしていく時代でなくなりました。なにか子どもが問題をおこせば「母親がしっかり子育てしていないから」と言わんばかりの今の時代。
小さなことから大きなこと、日々の様々な選択で、人にどう思われるか、人になんと言われるか…ママたちは周りからどう思われるかに多大なエネルギーを消費しています。女性は子ども時代からそういう思考癖が特に強いかもしれません。
ママ達は何かを選択する時にも判断基準が
- しっかりした親だと思われるにはどうするべき?
- 他のママに嫌われないためにどうするべき?
- これをやらないとダメなママだと思われないか?
になってしまっていることが多いのです。
自分の心からの欲求ではないで、表面的にやったとしても本質的ではないので心がついていかず、思い通りに動かない子どもにイライラし始めてきます。
そしてこのマインドになると、つきものなのが、「ガマン」です。ガマンってそもそも、「本当はそれ、やりたくない」という気持ちです。「本当はそれ、やりたくない」という心の声を無視していると、心も体も疲弊していきます。
どこに正解があるのかわからなくなってただただ、育児書や、周りの人の意見が正しいと思い込み、それに従い、自分の気持ちは後回し。子育てをすることを「楽しい」「幸せ」と思えなくなってしまいます。
他人の考えや価値観を基準に自分の言動を決めているのです。
自分軸の子育ては自分勝手にするということ?

自分の気持ちを感じてみてね
ではどうしたら心を楽に子育てができるのか?
「自分軸で選択する」ようにすることです。
自分の心の声にしっかり気がついて、自分らしい子育てをすることで自分の心を犠牲にしない子育てです。
自分軸を持った考え方とは下記のような感じです。
- 私は子どもとどんな関係を築きたいのか?
- 私はどんな母親で在りたいのか?
- 私はこの情報を知って活用したいのか?
「自分軸」って聞くと、子供や家族を置いてきぼりにするイメージを持たれる方がいらっしゃるかもしれませんね。かつての私もそうでした。
でも、ちょっと視野を広げてみると、子どもや家族をちゃんと大切にしながら自分軸を築いているママはたくさんいます。そして、人それぞれの置かれた環境の中で絶妙にバランスを取りながら自分らしく凛とした輝きを放ちながら子育てをしていくことが可能なのです。
でもこの自分軸・・他人軸で考える癖がついている人はすぐに、軸を自分から他人にずらしてしまいます。苦しくなったら「他人軸になっていないかな?」と気がつくことが大切です。
何事もバランスが大切です。偏りすぎると苦しくなるのです。
苦しくなった時におススメの方法を次にご紹介します。
自分軸に切り替えるスイッチ「4カウントブレス」

外側でおこっていることに向かっている意識を、自分の身体の内側に向けてみてください
自分軸を取り戻すには、自分で自分の心に「自分がどうしたいのか?」」と常に外側でなく自分の内側に質問していくということが必要になります。
しかし、思考がまとまらず「どうしたらよいかもうわからない!」とパニックになってしまっている場合、まずは自分の心がニュートラルな状態になれるような働きかけが必要になります。
今回は心身のバランスを取り戻せる簡単な呼吸法をご紹介したいと思います。
「4カウントブレス」です。
この呼吸法は私が受講しているヨガで教えて頂いた呼吸法です。
ストレスを感じる時、緊張する時、心が落ち着く簡単な呼吸法です。軍隊や消防士、医療従事者などストレスレベルが高いと言われている職場で実際に使われている呼吸法だそうです。
1分で落ち着く簡単な呼吸法ですので、最初は騙されと思っていても大丈夫です。是非、実際にやって気持ちがクリアになる感覚を体感してみてください。
4カウントブレスのやり方

自分の内側に意識を戻してみてくださいね
では早速、4(Four)カウントブレスをやってみましょう。
②そのあと4秒息を止めます。
③今度はゆっくり4秒かけて吐きます。
④そのあと4秒息を止めます。
これを1セットとして繰り返し同じように呼吸をします。4サイクル以上やってみましょう。
他人軸の自分に気が付ついたら「4カウントブレス」で自分軸スイッチオン
たったこれだけなのですが、やってみると分かるのですが頭の中がだんだんクリアになってきて、軸が自分に戻せるようになります。自分の内側の感覚を感じ取れるようになってきます。
電車の中でも歩きながらでも短時間でいつでもどこでもできるので、「苦しくなったら4カウント呼吸」をやってみてください。
最初は意識的にやっていても続けていくうちに自然と「苦しくなったら4カウント呼吸」が無意識にできるようになっていることに気がつきますよ。

常に自分は本当はどうしたいのかな?と問いかける習慣をもつように意識してみることも大事よ!
まとめ
