子育て支援員|見学実習当日の流れと見学ポイント、注意事項も解説

子育て支援員研修は基本研修→希望するコースの専門研修→見学実習で構成されています。基本研修と専門研修は座学でしたが、見学実習は保育園に行き、講座で学んだ環境整備や保育内容、安全確保を体感として理解することを目的とされています。

子育てママ①

見学実習って1日の流れを見学しているってこと?当日の流れを事前に知って少しでも気持ちに余裕をもってのぞみたいな

子育てママ

保育士さんたち、忙しそうなイメージがあるけれども邪魔にならないか心配。どんなことを気をつけたらいいのかしら?

 

さくらこ
さくらこ

子育て支援員のさくらこです。いよいよ子育て支援員研修も最後の段階!でも

詳細がわからず不安に感じていませんか?

この記事では、保育園の見学実習とレポートの記入を不安に感じている方にむけて、実習の時の1日の流れ、見学実習時のポイントや配慮をご紹介します。

保育園実習の事前準備

実習先の保育園は受講生が確保する場合と、研修の主催者が指定する保育園にいく場合があります。いずれにせよ、実習に行く前にはお世話になる保育園にコンタクトをとらなくてはいけません。

まずは保育園の施設長(園長)あてに電話をして、ご挨拶と当日の持ち物や日時などを確認する必要があります。電話をかける時間帯は、保護者の送迎で忙しくなる朝と夕方は避け、平日の13時~15時頃が良いでしょう。

実習日の当日の持ち物は下記のようなものを指定されるでしょう。

直近1ヶ月以内の検便検査の結果
健康診断結果
エプロン、三角巾
運動靴(場所によっては上靴)
お弁当と水筒
名札
さくらこ
さくらこ

検便検査の結果は子どもたちの食事の介助に入る場合に必要になります。名札は指定はありませんが、安全ピンの使用はさけましょうね。

見学実習の目的と内容

見学実習とは園の様子の見学や観察を行う実習です。子育て支援員研修の地域保育コースでは専門研修の最後に見学実習オリエンテーションがあり、見学実習の配慮やポイントが伝えらます。

ここでは厚生労働省が定めている子育て支援員研修の目的と内容も確認しておきましょう。

【目的】
①地域型保育の現場に出向き、講義で学んだ環境整備や保育内容、安全確保など、実際に見学・観察を通して理解する。
②保育に取り組むに際して、具体的に参考になることについて理解する機会とする(家庭的保育は、家庭
的保育者個人の自宅であり、異なる地域の環境の中でそれぞれ独自に工夫をして、保育を展開していることに留意する)。
【内容】
①1日目:保育の1日目の流れを見る
実践する保育について、受入から帰宅まで1日の流れを実際に観察し、理解する。
②2日目:保育の記録・計画、受付等の書類や環境構成、保護者対応の実際等について学ぶ
実際の記録や計画と書類を見て、どのような記録をするのかを理解する

見学実習の当日の流れ

見学実習当日の流れをご紹介します。

保育園に到着したらインターホンをならして

「おはようございます。本日、見学実習でお世話になります○○と申します。」

と伝えましょう。

朝は、保護者の送迎時間と重なり、出入りも多い時間帯ですがセキュリティを配慮して、保護者と一緒に園内に入ることがないようにしましょう。

最初は事務所や応接室に通されることが多いと思いますので、再度

「失礼いたします。見学実習でお世話になります○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。」

と明るく挨拶をしましょう。受け入れ側も気持ちよく迎え入れることができます。

さくらこ
さくらこ

最初の印象はとても重要です。明るい笑顔とテキパキした行動で第一印象をグンとアップさせちゃいましょうね!

見学実習1日目の流れ

実習の開始時間や流れは受け入れ先によって変わりますが、大きくは下記のような流れになります。

8 :00  集合、見学実習出席確認書の押印をしてもらう。健康診断受診、検便結果を提出
8 :10  施設長のオリエンテーション
8 :40 保育を見学(保育室に入って、子どもの様子をみる、散歩に同行)
11:30  子どもたちの食事の様子を見学・介助
12:00  子どもたちの午睡中に昼休憩
13:00  各種書類の確認(可能な範囲で保育者に質問)、環境整備
15:00   子どもたちのおやつの配膳、介助
16:00  子どもたちと遊びながら、保護者対応などをみる
17:00  見学実習終了
さくらこ
さくらこ

1日目は見学とはなっていますが、保育室に入って子ども達の遊び相手をしたり、散歩に同行、食事の介助、寝かしつけなどを実際に行うこともあります。保育士の指示に従って、周りの職員の動きを真似していけば大丈夫よ!

見学実習2日目の流れ

2日目も、1日目と保育の流れ自体はかわりません。提出するレポートの課題でもある保育書類や防災、危機管理については施設長とお話できる時間に聞いてみると良いでしょう。
8: 00  集合、見学実習出席確認書に押印をしてもらう
8: 10  施設長からの注意事項や説明
8: 30  保育室に入って実習(保育室に入って、子どもの様子をみる、散歩に同行)
11:30  子どもたちの食事の介助
12:00  子どもたちの午睡中に昼休憩
13:00  各種書類の確認(可能な範囲で保育者に質問)、環境整備
15:00   子どもたちのおやつの配膳、介助
15:30  施設長の説明や見学実習レポートを記入
17:00  見学実習終了

見学実習の見るべきポイント

見学実習では基本的に、実習レポートに記入する内容を意識してみることでポイントはおさえることはできます。ここでは、そのほかに実習の時に是非見ておきたいポイントをご紹介します。

保育方針や活動内容

保育室内の配置やおもちゃの種類といった環境設定や、保育士さんの子どもに対する声の大きさや言葉遣いなども注意して見ておきましょう。

また、どのようなことを気をつけて安全管理がされているのか、衛生的な保育環境が守られているのかを見るようにしてみましょう。

職員同士のコミュニケーション

保育の仕事は職員同士の連携がとても大切です。声かけ一つ欠けていたことで事故やケガにつながることも多々あります。職員同士がどのようなことを、どのような感じで声をかけあっているのかを見ておくことは大切です。

保育補助の仕事

子育て支援員の資格を取得後、保育補助としてお仕事に入られる方も多いでしょう。保育補助は保育士のサポートをするお仕事です。保育士の手がまわらないところを保育補助がうまく立ち回ることで、保育が成り立ちます。

実際に保育補助に入っている人がどのような動きをしているかを見ておくと、実際に働きだしたときのイメージがつきやすくなります。

見学実習当日に配慮するべきこと

小さなお子さんをお預かりしている現場では、保育士は常に緊張感をもって保育をしています。以下でご紹介することは基本的なことではありますが、最低限の配慮するべき点として頭にいれておきましょう。

園見学の当日は時間に余裕をもって到着する

当日は遅刻しないよう、時間に余裕をもって向かいましょう。あまり早く着きすぎても、受け入れ態勢が整っていない場合もありますので15分くらい前を目安にするといいと思います。

初めて行く場所は迷って時間がかかることも考えられます。園の所在地を事前に調べておき、当日になって場所を聞くような電話をしなくて済むように、前もって一度足を運んでおきましょう。

職員、子ども、保護者へ挨拶を忘れずに行なう

園見学中にすれ違った職員、子ども、保護者の方には明るく挨拶をしましょう。見学実習をさせてもらえることに感謝の気持ちを持って参加することで、自分自身の雰囲気もかわるものです。

身だしなみや言葉遣いも、みんながみていますので気をつけましょう。

勝手に動き回らない、私語はしない

保育室に入ったら、職員の指示に従って動くようにしましょう。ロッカーに忘れ物をしたときやトイレに行くときなどは、同じ保育室にいる職員に声をかけてから動くようにします。

また保育中での私語は禁止です。研修レポートの内容に関する質問であっても比較的、落ち着く休憩時間や子どもたちの午睡中にまとめてするようにした方が、保育士も答えやすいでしょう。

子育て支援員が失敗しない見学実習レポートを書くために知っておくと良いこと
子育て支援員の資格を取得するためには保育園に見学実習へ行きレポートを提出する必要があります。 見学実習に言って、自分が素直に理解したことや気づいたことなどを記入すれば良いのですが、あらかじめ知っておくことでポイントが明確化されます。 ...

まとめ

見学実習は資格取得後に働く姿をイメージできるチャンスです、提出レポートの内容に沿って、意識的に実習にのぞむことで日々の保育がどのように回っているのか知ることができます。

2日間で体験できることは限られていますが、子どもへの対応や言葉がけ、職員同士のコミュニケーションなど保育室での動き方、工夫などを知り是非とも今後のお仕事につなげていってください。

この記事を読んだあとに、見学実習に対する不安や悩みが少しでも小さくなっていたら嬉しいです。

 

 

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