・子どもに関わる仕事をしたいが「子育て支援員研修」を受講しようか迷う
・子育て支援員になることでどんなメリットがあるのかを知りたい
・子育て支援員になったあとの求人状況やキャリアアップについて知りたい
本記事ではこのような方にむけて、子育て支援員として働くメリットとデメリット、時給とキャリア形成、将来性と就職状況をご紹介します。
子育て支援員資格は国の定める研修を受講し修了することで、取得することができます。
取得後は放課後児童クラブ（学童保育）や乳児院、児童養護施設、家庭的保育、小規模保育園、事業所内保育所などに活きる仕事です。
子育て支援員（利用者支援型）のさくらこです。子育て支援員は国家資格ではありませんが、全国で通用する資格ですので住む自治体がかわっても無効になる心配がありませんよ。
資格の取得後の未来がみえず、取得を迷っている方の参考になる内容になっていますので是非、最後まで読んでください。
子育て支援員の働き方
子育て支援員になった人はどのような場所で働いているのかを挙げてみます。
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放課後児童クラブ（学童保育）
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乳児院や児童養護施設
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小規模保育園施設
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家庭的保育事業所（保育者の自宅やその他の場所で特定の時間の預かり業務を行う）
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事業所内保育所
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一時預かり
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ファミリー・サポート・センター
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障害児支援所
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利用者支援事業及び地域子育て支援拠点
この中で「利用者支援事業及び地域子育て支援拠点」での仕事の内容は子育て相談への対応や子育て情報の提供が主な仕事になりますが、その他の施設では保育士のサポートとして子どもの保育を行ったり環境整備などを行います。担任は保育士がもつためあくまでもサポートという仕事になります。
勤務時間は勤務先によって異なりますが、土日祝日が休日となる場合が多いようです。
子育て支援員のメリットとデメリットを知っておこう
子育て支援員になるには難しい試験はありませんが、ある程度の時間を割いて研修に参加する必要があります。
研修後にはレポート提出や見学実習なども含まれており、働きながら受講する人に限らず、その時間をかけて資格を取ることは決して楽だとは言えません。
しっかりとした目的をもって研修を受講するためにも、あらかじめメリットとデメリットを知ってご自身のが目指したい働き方とマッチするのかを見極めることで時間も無駄にしなくてすみます。
子育て支援員のメリット
保育士資格を取得したり、無資格者のままで働くのではなく、子育て支援員の資格を取得をするメリットについてご紹介します
①子育て支援員資格は研修のみで取得できる
保育士や幼稚園教諭になるためには、卒業と同時に資格がもらえる学校に通うか、専門学校に行ったりして試験を受ける必要がありますが、子育て支援員の場合は研修のみです。
講座の間に簡単な確認テストはありますが、講義中や休み時間に集中すれば十分に解答できる問題です。なので、仕事や家事のあとにクタクタになりながら試験勉強をする必要はほとんどありません。
資格取得のの難易度としては低いので、「子育て支援員を目指したい」と思う方であれば誰でも取得できる可能性があります。気軽に資格を取得できるのは嬉しいポイントです。
確認テストは落とすためのテストではないので、ひっかけ問題があるとかいうテストではなかったです。研修中に集中して聞いてポイントを掴んでおけば大丈夫！
②子育て支援員資格は保育士資格よりも短期間で低コストで取得できる
子どもに関わる資格として思いつくのは保育士資格ではないでしょうか。
保育士資格は平成15年の児童福祉法改正により、資格として規定され国家資格となりました。取得するべき科目数や、試験の実施回数などを考慮すると資格取得のハードルは高いです。
保育士資格を取得するためには、決して安いとは言えない大学や専門学校の授業料が発生します。たとえ独学を選択する場合であっても通信教育のなどを受講している方がほとんどです。受験料や登録料がかかったりするものが多いのが現状です。
しかし子育て支援員の研修は自治体が主体となって行っており、全国に通用する資格でありながらテキスト代などは自己負担ですが、無料で受講できるのがポイントです。※自治体により多少異なります。
③子育て支援員優遇の求人が多い
子育て支援員にると選べる求人の数が増えることもメリットの1つです。
求人情報を見ると応募の条件に「保育士」の記載に加えて「または子育て支援員」となっているものだったり、「子育て支援員歓迎」のものも多く見かけます。
無資格でも雇用をして保育園もありますが、子育て支援員資格を取得していることで、採用側にも「保育に携わっていきたい」という心意気が伝わりやすくなります。
④子育て支援員資格の取得で時給がプラスされることも多い
時給アップは働くモチベーションになるよね
子育て支援員は基本的に補助業務がメインですので、正規職員ではなくパートやアルバイトなどの非正規職員としての働き方がほとんどとなります。
保育園では、子育ての合間に保育士資格を活かしてパートとして働いている人もおり、保育士資格保持者と比べると時給は低くなります。
しかし、無資格であるよりは時給にプラスされるかたちで手当が付く求人も増えてきています。
⑤子育て支援研修で要点を学ぶことで自信をもって働ける
自信をもって保育現で働ける自分をイメージ
子育ての現場で働く場合、保育士資格の有無にかかわらず、子どもたちの命を守り、成長を促していける一職員としてプロ意識を持って関わることは必要です。
子育て支援員の研修は子育て支援員として従事するために最低限必要な知識・原理・技術・倫理を８時間かけて学ぶ「基本研修」を受講したあと、「専門研修」の４つのコースに分かれて学びます。
保育園には0歳～5歳の発達が幅広い年齢の子どもが通っており、中には特別な配慮が必要な子どもも通ってます。
発達に合わせた関わりなどを体系的に学んでおくことは、自分の子育て経験からだけでは得れない知識です。
保育の現場であらかじめ知っておいたほうが良いことを学ぶ事ができるため、無資格で未経験のまま働くよりも自信をもって仕事をすることにつなげられます。
⑥子育て支援員の経験は保育士にキャリアアップするとき、した後も役立つ
保育現場での経験をおとしこみながら勉強するほうが断然楽しいし頭にも入るよね
試験合格前に事前に保育補助として勤務しておけば、実際の保育の現場のことも理解できますし、こんなときはこうするなどを勉強しておくことができます。
また、生きた保育を自分の肌で感じながら保育士試験を受験できるので、役立つことがたくさんあるでしょう。
子育て支援員として保育の補助を担ってきた経験は、保育士にキャリアアップしたときに大きな経験となります。
保育士は保育補助にサポートしてもらいながら保育を回していきます。補助として働いてきて、自分が動きやすかった指示や困惑した関わり方などのデーターを持っていることは大きな財産になります。
子育て支援員のデメリット
子育て支援員研修を終了することで、全国でも通用する肩書きができることや応募できる求人が増えたり、無資格の場合よりも採用されやすいなど子育て支援員になるメリットは説明してきました。
逆にデメリットと捉えらえることが多いことはどのような内容なのか挙げていきます。
①子育て支援員は補助的な仕事がメイン
子育て支援員は保育園においてあくまで補助的な役割であるということに不満を感じる人もいるようです。
子育て支援員が任される仕事は保育士のサポートになります。お昼寝時間の寝かしつけ、昼食やおやつの食事介助、トイレの介助やおむつ替え、環境整備などが主な仕事になることが多いです。
せっかく資格を取ったのに担任が持てるわけではなく裏方の仕事が中心になってしまうため、思っていた仕事内容と違うと感じてしまうのです。
②早番・遅番の時間帯でのシフトを望まれることもある
平成２８年の「保育所における保育士配置の特例」により、ある時間帯や場合によっては子育て支援員を保育士の代わりとしても良いという特例です。
保育園は国に定められた職員の配置人数で運営されなくてはなりません。
具体的には、保育園では年齢に関わらず預かる子どもが１人でもいれば保育士は２人以上で保育をしなければならず、開園間もない朝の時間帯に子どもがたった１人しかいない場合でも保育士は２名出勤していなければならないということです。
朝早く常勤保育士が出勤すると、その２人の保育士の労働時間が終わるのもそのぶん早くなります。
そうなると今度は夕方の時間帯に保育士が足りなくなってしまう現象が起きるのです。これは夕方に保育士を寄せて配置した場合も同じです。
しかし「保育所における保育士配置の特例」ができたことで、朝夕の子どもが少数の時間帯については、保育士２人のうち１人は子育て支援員でも代替が効くようになったのです。
このようなことを背景に、子育て支援員資格の所有者は比較的園児が少ない早番・遅番の時間帯の仕事を望まれることもあることを知っておきましょう。
子育て支援員のキャリアアップ方法
未経験で子育て支援員として働いてからキャリアアップを考える人は少なくありません。
キャリアアップするには、保育士や放課後児童支援員、家庭的保育者を目指す方法があります。それぞれ、保育士や放課後児童支援員の資格の取得などが必要になりますが、現場での保育体験は資格取得の勉強に役立つばかりではなく、保育士になったあとの仕事にも大変役立つことは間違えないでしょう。
勤務先によっては、一定数の経験を積み、必要資格を取得すれば施設長になれる可能性もあります。自分が希望する勤務先に応じて研修コースを選ぶことで専門知識が備わり、さらなる資格取得のための準備ができるため、研修のコースを選ぶ際は、今後のキャリアパスも視野に入れておくことをおすすめします。
子育て支援員は実際に就職に有利なの？
保育士資格を持っていても保育士としての就職を希望しない人や早期離職が多い傾向があり、保育士職への就業を希望しない理由として、「責任の重さや事故への不安」「就業時間と希望が合わない」などが挙げられています。
しかし、近年では共働き世帯が70％に達している現状で、少子化になりつつあるとはいえ依然として保育分野で深刻な人材不足が課題となっています。こうした現状の中で、子育て支援員は保育人材を支える重要な役割を担っていると言えます。
そうはいっても、大切な子どもの命を預かる仕事であるため、誰でも就ける仕事ではありません。
実際に保育士の転職を扱う大手のサイト数社のサイトを確認したところ、応募条件には
✔保育士資格
✔子育て支援員研修受講（※入社時点で資格取得済み必須）
と記載されているものも多くありました。つまり子育ての現場で働くためには「子育て支援員研修」の受講はしておいた方がよいと言えるでしょう。
雇用形態については、大手サイトを数社、「子育て支援員」というキーワードをいれて調べたところ、アルバイト、パート、正社員の求人があり、ライフスタイルにあわせて働きたい人や安定した働き方をしたい人など、あらゆる働き方を選べる職業と言えます。
良い口コミが多い保育士求人ラボは1分で登録ができるので、具体的にどのような求人がでているのかチェックしてみてくださいね。
まとめ
よし！決めたからにはがんばるよ！
