小さいなお子さんを育てる主婦が在宅でなく仕事をするには
「子どもを保育園に預ける」
「旦那さん、または祖父母に預かってもらっている時間に仕事をする」の2つの手段があります。
しかし、専業主婦が保育園に預けるのは色々と準備が必要です。そのような場合は子どもを預かってもらえる日に仕事を入れられる単発でお仕事に入れるバイトがおすすめです。
✔保育園に預けられないので、定期的には仕事ができない
✔少しでも自分で稼いでみたい
✔週末、家族が子どもの面倒をみてくれる時に働きにでたい
こんなあなたにむけて、今回は子どもが小さいころ、私がしていた試験監督の単発バイトについてご紹介します。
試験監督バイトとは?
試験監督のバイトは、短時間ながら時給が比較的高い人気のバイトです。バイトというと大学生が多いイメージかもしれませんが、私がお仕事に行った先にはたくさんの主婦の方や、副業でされていらっしゃると思われる男性の方も多くいらっしゃいました。
実際に、求人サイトを検索すると
・未経験
・主婦(夫)
・学生
・フリーター
という文字が並び、求人によっては「50代~70代が多数活躍」と書かれているものもありました。
このように書いてあると誰でもできる簡単な仕事のイメージがありますすが、試験監督はとても神経を使うバイトです。
具体的な仕事内容やメリット・デメリットなど、体験談を交えながら、試験監督のバイトがどのような風景で行われるのか紹介します。
試験監督バイトの仕事内容
試験監督は、学生向けの模試が中心ですが、資格試験や塾専用の監督のバイトもあります。
試験監督バイトの主な仕事内容をご紹介します
・試験会場の設営、準備(必要があれば)
・受験票の顔写真と本人の確認
・試験前に試験の概要を説明
・答案の準備、配布、回収
・試験中は適切に見回る監督業務
・問題用紙に修正があれば、受験生に告知・伝達
・回収した答案の枚数確認
・解答用紙を本部に提出
・会場の片付け
問題用紙や解答用紙に不備があった際に、訂正箇所を板書することも大切な仕事の1つです。 試験が始まれば、教室内を歩いて不正がないか、質問がないかを監督しながら過ごします。手が挙がればすぐにマニュアルに沿った対応が必要となります。
試験監督バイトの1日の流れ
試験監督の仕事は研修はないところが多いですが、当日の担当業務によってはあらかじめの研修をするところがあります。
私が試験官と君もバイトをしたところは2週間くらい前に自分の分担業務の通知と冊子になったアニュアルが送られてきて、あらかじめきちんと試験の流れや受験者の対応方法を頭にいれておくようにということでした。
開始前の準備
試験時間よりも1〜2時間早く集合し、当日の流れについて詳しい説明を受けます。
説明を聞いたら、各試験会場へ行き、黒板やホワイトボードに注意事項や時間割を記入するなど、会場のセッティングを行います。
語学の試験がある場合は音量のテストなどもあり、試験中にトラブルが起こらないよう窓の開閉や会場の隅まできちんと届いているのかなど入念に準備をします。
会場係になった人は、外で受験者の誘導を行います。
試験開始〜試験中
受験者が教室にきたら出欠確認や、受験票の顔写真と受験者本人の確認を行い、集合時間になったら試験についての説明や注意事項を話します。
あらかじめ指示された時間と共に問題と解答用紙を配り、試験を開始します。他の教室と1秒たりとも違ってはいけないので、緊張するところでもあります。
試験中は、カンニングなどの不正がないかを見回り、質問があればマニュアルにそった対応をスムーズに行わなければなりません。
リスニングの試験時間になれば開始前に準備した音量で音源を操作します。個人的にはこれが一番緊張する作業でした。
試験後
試験終了後、問題用紙と解答用紙を回収し、「受験者数と解答用紙の数が合っているか」「名前などの記入漏れがないか」をチェックして本部に届けます。次の科目がある場合はこれを繰り返すこととなります。
すべての試験が終了したら、黒板やホワイトボードをきれいにし、会場の片付けをします。責任者へ報告したら、バイト終了となります。
時給
試験監督には時給制と日給制があります。時給は1,000円~1,500円程度、日給の場合は8,000円程度が大よその目安です。
試験の内容によって試験時間(勤務時間)が変わったり、雇用先によっても変わるのでいろいろ見比べてみましょう。
勤務時間
監督する試験によって大きく異なります。短時間で済むものもあれば、長時間の場合もあるでしょう。
例えばTOEICなどの場合は、前後の準備があったとしても3~4時間で終わる傾向です。短時間で終わるとしても試験が続く場合は連勤の可能性もあるため、確認しておきましょう。
一方、センター試験や大学模試などは8時間以上かかる場合もありますので、勤務時間はしっかりと確認してから応募しましょう。
服装
服装規定に関しては運営会社によって多少異なりますが、試験当日の一般的な服装についてご紹介します。冬は、会場案内など外での仕事になる方はコートを着用していました。
男性
- スーツ着用(ダーク系スーツ。上下同色が望ましい)
- 襟付きシャツ(基本は白)
- ネクタイの有無は会社による
- 靴は革靴・スニーカーなど(音がしにくいもの)
女性
- スーツ着用(ダーク系スーツ。パンツ・スカート共にOK)
- シャツ・ブラウス等(基本は白)
- 靴は革靴・パンプス・スニーカーなど(音がしにくいもの)
試験監督バイトのメリット
私が実際に体験して感じたメリットをご紹介します。
・単発で募集されていることがほとんどなので、都合の良い日にちを選択できえる
・毎回、集まるメンバーが違うのでしがらみがない
・運営会社によっては昼食が提供されることもある
試験監督バイトのデメリット
個人的には、当日は秒針がついたアナログ時計(デジタル時計は音が出る危険性等を考慮してNG)を準備するように指示されたので、わざわざアナログ時計を購入しなくてはならなかったということがデメリットでした。他はデメリットに感じたことはありません。
これでは参考にならないと思いますので、一緒にバイトに入った人たちの声もご紹介します。
・マニュアルが思っていた以上にボリュームがあった
・朝の集合が早かったので、遠い会場だと大変
・試験中は、ずっと立っていないといけなかったので疲れる
・バイトとはいえ、ミスがあれ取り返しのつかないことになってしまうので控室等もピリピリした感じがただよっていた
・当日の担当する係によって心理的負担に差がある
同じことをしていてもデメリットと感じる人と感じない人がいるので、実際に体験してみることをおすすめします。
こんな人におすすめ
どの仕事でもそうですが、遅刻をしない、ルールを守り、気持ちよく仕事をしようという気持ちをもって仕事に望むことは最低限のマナーでしょう。
事前に準備されたマニュアルをしっかり読み当日のシュミレーションなどをある程度イメージするところまで真剣に取り組める人にはおすすめです。
こんな人にはおすすめできない
私がかつて、一緒になった中年の女性はマニュアルをほとんど読んでいなかったのか逐次、いろいろ次の動きを質問されて自分の業務に集中できなかったことがありました。
また、緊迫して余裕をなくした監督員同士が本部で言い争いになったこともありましたので、他の方とうまくできることは雰囲気を乱さないためにも気を付けてほしいところです。
試験監督バイトの応募から登録のステップ
試験監督のバイトは、シフト制などのアルバイトと違い、単発で募集されることがほとんどです。試験監督バイトが気に入ったら、派遣先に登録しておき、スケジュールもあけておくとよいでしょう。また受験が佳境を迎えるシーズンは、予備校の模試の監督も多いので、おすすめです。
ステップ1 求人サイトなどで募集を見つけ、応募する
求人サイトでは、単発・短期のアルバイトとして「試験監督」を募集しているところがほとんどです。インターネットやアプリから見つけることが可能です。
おススメのサイトは「アルバイトEX」です。「東証プライム上場企業」のじげんグループが運営している安心できるサイトです。
アルバイトEXはマッハバイト、しゅふJOB、シフトワークスなど 大手求人メディア20社と提携しているので、あちこちのサイトに登録をしなくても100万件以上のお仕事を一括検索・比較・応募できるので忙しいママ達の時間を効率的に使えます。
サイトを開いて検索に「試験監督」と入力するだけでたくさんの案件がでてきます。
お祝い金のプレゼントもあるので活用してみてください。
ステップ2 説明会や登録会に参加する
試験監督のアルバイトで面接をしたところは私自身の経験では1社でした。
面接といっても、試験運営をしている会社が行う「登録会」や「説明会」に参加し、自身のプロフィールや志望動機をみんなの前で発表するというものでした。
登録を済ませるとすぐに採用となるケースが多いのですが、服装や態度に問題があれば不採用になることもあります。当日はカジュアルな服装で参加されている方もいらっしゃいましたが、スーツやジャケット着用で参加することをおすすめします。
ステップ3 希望の試験日に申し込みをする
採用になれば、その運営会社が行う試験に申し込みをすることができます。希望している日時・場所を考慮して申し込みをしましょう。会場によっては応募者が多数のため、他の試験会場に移動になる場合もあります。
まとめ
試験監督のバイトは、未経験でも年齢を問わずに応募しやすいバイトですので、子育てでなかなか家を空けられないかたにも挑戦しやすい安心なバイトです。
私が体験してきた中でも、レピーターの方はバイトでも重要な役を任されたりしていましたので、お仕事に慣れてきたらそのような重要な役を目指してみると更にやりがいが増しますよね。
「試験監督のお仕事」をやってみたいなと感じたかたは、勇気をもって是非応募してみてくださいね。