子育て経験が活かせるベビーシッターに資格は必要?【保育士ママの転職にも人気】

保育所の不足、働き方の多様性などから近年、需要が増えている仕事がベビーシッターです。
利用者である保護者がベビーシッターを選択する理由は下記のように様々です。

・待機児童になってしまって、保育園に入れず仕事に復職できない
・保育園の開園時間と仕事の時間が合わず、仕事を続けられない
・在宅ワークで会議などの時にだけベビーシッターを活用したい
・上の子の行事に参加している間、下の子を見て欲しい
・一時保育は予約が取りづらい、連れていくのが大変

など、多種多様な状況に柔軟に活用できるのがベビーシッターです。

ベビーシッターと聞くと高額なイメージがありますが、東京都では平成30年度から「ベビーシッター利用支援事業」として、ベビーシッターの利用者に対して補助制度が始まっています。そのため、ベビーシッターを選択する家庭が増えています。

ベビーシッターの需要も増えているため、子育てが一段落ついた40代、50代主婦などが子育て経験を活かしながら活躍しています。

質問者さん
質問者さん

ベビーシッターになるにはどうしたらいいのかしら?

 

さくらこ
さくらこ

この記事では、ベビーシッターのお仕事についてご紹介します。

ベビーシッターの仕事内容

ベビーシッターとは、自分の家や利用者の家で、保護者の代わりに子どものお世話をする仕事です。時には保護者が外出する先で(結婚式場やイベント会場など)保育を行うこともあります。在宅ワークが増えている今、自宅内で保育をしている横で、保護者が仕事をしていることも多くなってきました。

保育内容は乳児を保育するのか幼児を保育するのかで多少、変わってきますが、下記のように子どもの日常のサポートが主な仕事になります。

・食事やトイレの介助
・おむつ交換
・衣服の着脱
・保育園、幼稚園、習い事の送迎
・子どもと一緒に遊ぶ

さくらこ
さくらこ

看護師免許や保育士の資格を持っている場合、病児保育や障がい児保育を専門とするベビーシッターとして活躍するなど幅を広げることができます。

契約内容によっては、洗濯、料理、食材や日用品の買い物、トイレやお風呂掃除などの家事代行サービスを含むこともあります。

仕事内容は保護者がベビーシッターに何を求めているのか、コミュニケーションの中から察することもベビーッシターの大きな仕事の一つでもあります。

【キッズライン】ベビーシッター

ベビーシッターになるには?

ベビーシッターの仕事をするために特別な資格は必要ありません。

現在、活躍するベビーシッターの多くが、「子ども好き」や「子育て経験があること」などを理由にあげていますので、未経験の方でも安心してベビーシッターになることができます。

ベビーシッターに向いている人

ベビーシッターは子どもが好きで、子どもの成長を保護者と共に喜べる人に適職です。利用者である保護者とのコミュニケーションなしでは、信頼関係を築くことができません。コミュニケーションを苦痛に感じる人には向かないでしょう。

また、保護者は大切な我が子を預けるのに、清潔感がなかったり、言葉づかいが不適切、所作が雑だと不安になりますよね。プライベート空間での仕事になるため、守秘義務を守れる人であることも必須です。

さらに、子どもの命を預かる仕事ですので、我が子には「多少の怪我」と許容していることも、転んで擦り傷ができた場合もしっかり経緯や様子の報告がを責任もってできる人でなくてはなりません。

仕事として、子どもを保育しているという意識を持ち、自分の価値観ではなく、保護者の気持ちに寄り添った仕事をしようと思える人に向いている仕事といえるでしょう。

ベビーシッターに関する資格について

ベビーシッターは特に国家資格や公的資格というものが存在している仕事ではありません。
資格取得は必須ではないものの、民間資格としては認定ベビーシッター資格というものがあります。

資格を取得して知識を身につけることで、保育のやり方や安全面など専門的な知識の勉強にもなりますし、身に着けた知識や技術を仕事で活かせるようになります。

資格を取得するためには協会が行っている研修を受講し、認定試験を受けることで認定を受けられるしくみです。難易度はそこまで高いわけではなく、しっかりと研修を受講していれば問題なく取得することが出来ます。

さくらこ
さくらこ

ベビーシッターの仕事を始めてから、資格をとる方も多いですよ!

ベビーシッターの働き方と給与について

ベビーシッターとして活躍している人では正社員として働いている人もいますが、多くはパート・アルバイトや、契約・派遣社員として仕事をしているケースが一般的です。

派遣会社に登録

ベビーシッターとして勤務する大半の人は、派遣会社にスタッフとして登録しています。条件に合う仕事があれば紹介を受けて仕事を開始する流れです。

困ったことがおきたら派遣会社に相談できること、事前に研修が準備されているところが多いこと、仕事は自分の条件にあった仕事先を派遣会社が探してくれるなどのメリットがあります。

質問者さん
質問者さん

最初は派遣会社が入ってくれると、相談できるので安心ね

ベビーシッターのマッチングサイトに登録

インターネットの普及によりマッチングサービスを利用する方も増えています。
子供を預けたい利用者とベビーシッターとして働きたい方を繋ぐサービスのことを指し、マッチングサービスに登録しておけば手軽に働くことが可能です。

アプリ上で利用者とベビーシッターが直接打ち合わせをして、マッチングサービスを通して料金が支払われる仕組みになります。依頼を終えたあとは、利用者から口コミが投稿されますので、それが自身の評価・実績となります。

派遣会社を経由するベビーシッターと比べると、利用者側がベビーシッターを選びやすいのがマッチングサービスの特徴です。

キッズライン

質問者さん
質問者さん

自分の評価がされるのはドキドキだけれども、よい評価をつけてもらえることで信頼度もあがるわね。すでにベビーシッターをしている友人もよい評価のお陰で仕事と時給があがったと言っていたわ!

個人事業主(フリーランス)

ベビーシッターの働き方として個人事業主(フリーランス)として働く人も増えています。個人事業主(フリーランス)のベビーシッターの報酬は自分で決めることができます。

実績がないうちは相場に合わせたり、相場より安く受けることもあるかもしれませんが、しっかりと実績を積むことで、時給を高く設定することも可能です。

個人事業主(フリーランス)のベビーシッターのメリットは、実績や努力によって報酬がたくさん得ることができるようになることと、時間の自由度を自分で作ることができることです。

一方で、利用者を得るための営業や何かトラブルなどがあった場合の責任は全て自己責任になります。

質問者さん
質問者さん

お得意様の家庭と繋がることができれば、子どもの成長を長期に渡って見られるので、成長の喜びもさらに大きくなりそうね

ベビーシッターの給与

ベビーシッターの給料・年収は、働く場所、雇用形態、資格の有無によって違いが出ます。おおよそ1,000円から2,000円程度が相場となり、この金額に交通費、深夜・早朝手当が加算された金額が手取りとなります。

個人事業主(フリーランス)として働く場合は、時給は利用者との直接交渉になります。間に登録会社を挟まず手数料が発生しないため、手取りは多くなります。

まとめ

子育て経験がある主婦にとって、仕事を通して子どもの成長を再び喜ぶことができるベビーシッターのお仕事は魅力的です。子どもが好き、コミュニケーションが好きな方にとっては適職といえるでしょう。

ただし、ベビーシッターは子供を預かる、命に関わる仕事です。子育て経験を活かせる仕事ではありますが、自分の子育ての経験だけで判断してできる仕事ではありません。

利用者である保護者やお預かりする子どもとの信頼関係を築くためには、どうしたらよいかを常に意識していくことも欠かせないでしょう。

保育をしていく中で「こんな時はどのように対応したらよいだろう」と悩むこともあると思いますが、一つずつ誠実に向き合っていくことで、ベビーシッターとしての経験を深めることができ、さらには選ばれるベビーシッターとして活躍できるようになるでしょう。

【キッズライン】ベビーシッター

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