放課後児童支援員研修当日の体験談と学童で支援員として働くメリットとデメリット

放課後児童支援員といえば、2015年より新設された学童保育のための専門職です。1名以上の配置義務があるため、需要の高い資格としても知られています。

この放課後児童支援員になるためには、指定された9つの条件のいずれかに対応していること、地方公共団体が開催している研修を修了する必要があります。

 

放課後児童支援員資格の研修とはどのようなものなのか、体験談を紹介していきたいと思います。また、実際に学童保育で働いている人の体験談も含め、お話していきます。

放課後児童支援員資格の研修

放課後児童支援員資格の研修を受けるための申し込み

放課後児童支援員の資格を取得する人は、主に学童で仕事をしている人や保育の仕事をしているなど、子供にと関わる仕事をしている人がほとんどです。なかには学童で働いていて、資格が必要になったことで、放課後児童支援員資格の研修を受けに来ている人もいます。

もし今学童で働いていない人の場合は、研修の申し込みを自治体に直接行う必要が出てきます。自治体によっても変わるので、まずは資格研修の案内を確認して日程や受講要件を調べる必要が出てきます。住んでいる自治体の名前と放課後児童支援員資格と検索すれば、研修の詳しい日程を自分で調べられます。

資格要件についてはこちらの記事もご覧ください。

すでに学童で仕事をしている人は、職場が直接申し込みをしてくれるはずなので、手続きを任せることになります。

研修の受講料は無料になるので費用はかかりません。地域によっては、テキスト代金と講師用のレジュメ代が別途かかることもあり、研修の当日に請求されます。現金での支払いになりますので、当日現金の余裕をもっておくのをおすすめします。事前に提出している受講の申込書にテキストの希望の有無を記入するようになっています。

放課後児童支援員資格の研修で持っていくもの

放課後児童支援員資格の研修は以下の持ち物を持っていく必要があります。

・受講決定書(研修が近づくと届くもので会場地図やスケジュールも同封)

・本人確認書類

・筆記用具

・テキスト

などは最低限必要なものになります。他にももらった資料を受け取り入れておくための大き目のファイルやバック、飲み物なども持っていくと安心です。基本的には研修は丸一日かかると思っていたほうがいいと思います。お昼ご飯は休憩中に外に食べに行けるので、お弁当を持っていくまでは必要ありません。

研修当日の服装

研修は基本的に1日なので、すでに学童で働いている場合でも仕事をぬけて受講するのではなく、勤務の一環として参加しています。ですので仕事着のままのような人はいませんでしたが、スーツをきたりしている人も見かけなく、カジュアルな服装で参加している人がほとんどでした。

 

放課後児童支援員の研修の体験談

放課後児童支援員資格の体験談をまとめてみました。実際にどんな研修なのか不安に思っている人もいると思います。研修は、4日間行われるので長い分、押さえるところはしっかりと把握しつつ研修が受けられるといいですね。

会場は早めについていくと安心

放課後児童支援員資格の会場によっても変わりますが、15分以上遅刻すると受講できなくなってしまいます。電車などの都合もあるので、時間に余裕を持っていくと安心です。15分前には会場の前に受講者が並んでいて、席が決まっているわけではありません。あくまでも自由席なので、友達同士座るのもOK。丸一日いることを考えると、座りたい席を確保するためにも早めに会場に来ていたほうが安心だなと感じました。

 

講師の話を聞くのがメイン

放課後児童支援員資格の研修は、ほとんどが講師の話を聞くものです。テキストと配布されたプリントを見ながら進めていくので難しいものではありません。実際に現場で働いている人が講師になっているので、事例も含めて説明してくれます。子供に関係する仕事をしている人でも知らなかったことが多く驚きの時間になると思います。難しい内容もかみ砕いて説明してくれるので、難しくついていけない心配もありません。

休憩やお昼もしっかりととれる

研修では1コマが終わると10分間の休憩があるので、長時間話を聞くのはつらい…と思っている人にもそこまで負担にならないと思います。お昼休憩は50分間とれるので、会場でお弁当を食べる人もいますし、外に出て食事に行き気分転換もできます。時間には余裕をもって行動したいので、事前に周辺にあるお店を調べておくといいと思います。午後も研修が続くのでリフレッシュの時間にすると、午後も集中できます。

研修の最後に理解度チェックのレポート

1日の研修が終わると、講義を聞きどの程度理解できたのかをチェックするレポートの記入があります。一つの科目ごと、講義を聞き分かったことを記載するのですが、ある程度の文字数は必要になります。文字数が少なすぎると注意されてしまうこともあり、きちんと記入したほうがいいと思います。

レポートを書く時間は十分にあり、終わった人から会場を出ていくようになります。レポートを書くときに困ることもあるので、休憩のときに講義をまとめておくとすぐに記入ができました。あと、テキストに書き込みをしておくとどんな点が印象に残ったのかなど後から思い出しやすくなるので便利です。レポートを書くのが得意な人も不得意な人もいると思いますが、研修の最後に必ず必要になるので要注意。

放課後児童支援員資格を実際に受けてみて

放課後児童支援員資格は4日間かけて行われます。受講することで何が変わるのか?と思う人もいるかもしれませんが、専門的な仕事であり子供だけでなく家族や学校にも視野を広げ向き合っていくことの大切さを実感できました。

もし気になる子供がいたときどう向き合っていけばいいのか、保護者とのコミュニケーションの取り方も含め学べます。遊びのレパートリーもできるので、子供にとっても楽しい時間を過ごすサポートに繋がりそうだと感じました。研修から学べることもたくさんあるので、有意義で充実した時間になりました。研修を受けたことで学童での仕事の不安も緩和されました。

実際に学童保育で働いている人の体験談

実際に学童保育で働いている人の体験談には以下のようなものがあります。

・現場はもっと大変で学んだ通りにいないことが多い

・子供を取り巻く環境は年々変わっているのを実感したと共に家庭環境などの変化を考慮した関わり方が必要とされていることを感じた

・多様性が求められる時代だからこそ自分たちも個別に対応できる力を養っていかなければならないと感じている

など、研修から学んだこと、実際に現場に出ているからこそわかる部分があります。子供一人一人が違うからこそ向き合い方に戸惑うこともあるようです。

学童保育で働いている人の体験談として、

・子育て経験を活かして仕事ができるのでやりがいがある

・子供たちがどんどん吸収していくのが楽しい

・子供たちから元気をもらえる

などのメリット面を感じることもあれば、ときにはデメリットもあります。

例えば、指導員の人数が少なく負担が多い事、急な休みが取れない問題もあります。また資格を持っている人が有利な仕事になるので、持っていないと長く続けられるかどうか不安に思った経験のある人も多いようです。

学童員として仕事をする以上責任もありますし、放課後児童支援員資格のようにスキルアップできる資格を持っていると、学童員としての仕事の幅も広がり、子供との時間が楽しめるようになると思います。正規職員を目指すのか、もしくはパートの補助として仕事をするのかによっても変わってきますが、資格を持っていることで信頼される部分もあります。

まとめ

放課後児童支援員の研修を通して子供のことを知るきっかけになりますし、今まで知らなかった子供との接し方も含め学びの機会になります。

需要がある仕事であること、無料で受けられること、実際に現場に出て役立つこともたくさんあるからこそ、挑戦してみるのがおすすめです。

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