産後の復職を考える時に、0歳から子どもを保育園に入園させることに迷いを感じるママは多いのではないでしょうか。
特に祖父母など、周りの人に「そんなに小さなころから預けるのはかわいそう」などと言われて、背中を押してもらえないと保活にもなんとなくおよびごしになりがちです。
子育て支援員のさくらこです。保育園見学から入園受け入れなどでたくさんのご両親にかかわらせて頂いています。
0歳から保育園に子どもを預けるには、それなりの覚悟が必要であるといえるでしょう。後悔しないためにもどんな気持ちで、保育園に通わせるという選択をすればよいのかをご紹介します。
どんな時に0歳から預けたことを後悔している?
0歳児の保育園入園にはメリット・デメリットがありますが、先輩ママたちはどのような時に後悔を感じてたのでしょうか。
保育園と仕事の両立が大変すぎる
朝の準備が本当に大変でした。0歳児だとオムツや着替えなどの持ち物も多いし、オムツ1枚1枚名前をつけたりも子どもが寝た後にぐったりしながらやっていました
子供の機嫌が悪いとずっと泣いて全く準備がすすまず、自分もイライラ。ベビーカーにも乗らなかったりすると本当に大変で1日のエネルギーを全部使い果たした感じがしていました
朝の準備がとても大変だったとの声が多かったです。特に機嫌が悪いと本当に準備がすすまなくなりますよね。また保育園との連絡帳もこと細かく記入しなくてはいけないので大変だったという声もありました。
感染症などにかかりやすく仕事を休まなくてはいけない日が多い
とにかくよく感染症にかかっていました。有休も使い果たし最後は欠勤扱いになってしまいました
保育園から電話がかかってくるたびにドキドキしていました。職場のみんなは「気にしなくてもいいよ」とは言ってくれていたものの、早退をしたり休みが長引いてしまうことに気疲れしていました
0歳児は免疫力・抵抗力がまだ弱いからいろいろな感染症にかかります。クラスの中で誰かが感染すればあっという間に広がります。お休みが続いてしまうことになったりすれば職場に迷惑をかけてしまうので「このまま続けていてよいのだろうか」という思いがわいてきちゃいますよね。
初めてできたことがタイムリーにみられない
初めて歩いた瞬間など色々な瞬間を見逃してしまったことが残念でした。保育士さんから聞いて知ることが多かったです。
0歳は特に、はいはいだった赤ちゃんが歩き出したり、食事も成長と共に食べられるものが増えるなど初めて○○をしたということが多い時期でもあります。一生に一回の記念日に立ち会いたかったと思う気持ちはとてもわかります。
子どもとゆっくり過ごす時間が少ない
平日は朝から準備でバタバタ。帰ってからはご飯を作って食べさせて、お風呂に入れて寝かしつけ。このサイクルをこなすので精一杯で一緒に遊んであげる体力も気力もなくできなかったことに後悔しています
純粋に子どもを日中預けているため、その分が子どもと触れ合う時間減ります。帰宅後もママはやることが一杯。どうしても平日は、ゆっくり子どもとゆっくり過ごすということは時間的にも体力的にも難しいですよね。
保育料金がかかる
0歳児は保育料が高めですよね。毎月の固定費としての負担はちょっと痛手でした
私が時短でお給料が少なかったので、もう1年入園を遅らせてその間は育児休業給付金を受け取っていた方がよかったかもと思うくらいでした。
0歳児クラスは保育料も少しお高めに設定されているので余計に高いと感じてしまいますよね。
後悔しないために親ができること
0歳児から保育園に 預けて「よかった」と感じる人と「後悔しかない」と感じる人がいます。人にはいろいろな感じ方があるので、それぞれの意見があるのは当たり前であること。
でもせっかく0歳から預けると決めたもであれば、後悔はしたくないですよね。ではどのようにすることで後悔のない保育園生活が送れるのでしょうか。
入園前にしっかり保育園を調べる
入園前の保活をしっかりすることは大切です。実際に保育園に行って園長先生をはじめ、保育士さんや子ども達の様子をしっかり自分の目でたしかめることが入園後の「こんなはずじゃなかった」を減らします。「地域で人気がある」「ホームページをみてよさそうだったから」という理由だけで決めるのは危険です。
実際に園に行くことで、職員や掲示物などの雰囲気から感じ取れるものなどがあるはずです。しっかり自分の感覚を駆使して数年後の我が子が笑顔で居られると思える園を探してみましょう。
入園すると決めたら保育園を理解しようとする
入園の内定がでて、入園すると決めたら「保育園を理解する」という姿勢をもつことは大切です。
入園時に配布された重要事項や入園案内、月々の園だよりやクラスだよりにはしっかり目を通すことで保育園の指針やお願いごと、活動内容かがわかってくるようになります。まずは最低限、配布された、おたよりはしっかり目を通すようにしましょう。
そして育児の不安や疑問は保育士さんに質問してみましょう。保育士さんが忙しそうであれば主任や園長先生でも良いのです。
日々のちょっとした会話などからコミュニケーションを取り、保育園との信頼関係を育んでいくことで、何かトラブルが起こった時も「後悔」という気持ちでなく「一緒に解決にむけて考えてくれた」と思えるようになるものです。
一人で頑張らない
仕事と育児の両立は大変です。頼れる先もたくさん見つけておきましょう。
夫や祖父母など手伝ってくれる人には感謝して頼らせてもらいましょう。ここで気をつけたいのが、子どもが小さいとママは「自分の理想とする育児」を押し付けてしまうことがあるということです。
人にはそれぞれ自分たちが育った環境があります。祖父母の育児は古くて文句を言いたくなることもあるかもしれません。
しかし、色々な愛情をたくさん、お子さんが受け取れるチャンスだと思って目を瞑ってください。時にはベビーシッターさんや病児保育なども頼りながら、一人で孤軍奮闘するような育児だけはしないようにしてくださいね。
みんなが我が子のためにそれぞれの愛情を見せてくれているのだと感じられるようにママがなれば、子どもは本当に幸せな子どもに育ちます。
まとめ
保育園では他の子どもたちと家ではできない体験をすることになります。
そのため、0歳児から保育園に通うと社交性が身につきやすく、子どもにとって刺激となる経験を重ねられることが大きなメリットです。
また、保育園に行けば0歳児から生活リズムを作れるようになります。0歳児から保育園に入れて後悔するか、しないかはママがどこに気持ちをフォーカスするかによります。
0歳児で保育園に預けること後悔するかもしれないことをあらかじめ知ったうえで、保育園の心強さ、人との繋がり、たくましさなど得られるメリットに目を向けられるのであれば「後悔しかない」という思いを抱くことはないでしょう。