【子育て支援員研修】事前課題の調べ方・実習レポートの書き方を解説

子育て支援員は、保育士試験のように国家試験に合格しなくても研修受講のみで資格が取れるということがメリットである一方、子育て支援員研修に入る前に事前学習の課題提出と見学実習後のレポート提出があります。

さくらこ
さくらこ

こんにちは。子育て支援員のさくらこです。私が受講した「地域子育て支援コース」では事前課題と実習レポートがありました。実際に記入するとなると情報収集に苦戦したり、レポートに記入する内容をまとめることに悩みました。

カリキュラムによって事前課題の有無や実習レポートなどの内容は変わってきます。

しかしポイントは同じです。

この記事では
子育て支援員研修受講前の事前課題の情報収集の方法
✔見学実習レポートの書き方                              についてをご紹介します。
どちらも今後、子育て支援員として働く知識を身につけるためにポイントをおさえてしっかりと取り組みましょう。

事前課題はどのように情報を集めるかがポイント

事前課題は情報をどこから得ればよいのかわからないところも多く大変でしたが、時間をかけて調べた分、研修受講前に、地域での子育て世帯の現状実際におこなわれている子育て支援の実情を知ることができ、自分の意識が大きく変わりました。

事前課題はどのような内容?

実際に私が受講したコースの事前課題を挙げてみます。

私が受講したコース(地域子育て支援コース・利用差者支援事業)は実務経験が1年以上必要であるため、すでに子育て現場で活動している前提で、課題の内容も下記の文が前置きで書かれていました。

「あなたが活躍している市区町村の子育て支援サービスの現状について調べてご記入ください」
  1. 市区町村の基本情報(人口、年間出生数、合計特殊出生率、待機児童数)
  2. 実施されている事業数(認可保育所、認定こども園、地域型保育、幼稚園、地域子育て支援拠点事業、一時預かり事業、病児保育事業、病後児保育事業、放課後児童健全育成事業)
  3. 利用者支援事業、乳幼児家庭全戸訪問事業、養育支援訪問事業等の有無と名称
  4. 児童館、児童養護施設、乳児院、自立援助ホーム等の有無と数
  5. 区市町村独自の事業
  6. 地域のボランティア活動、インフォーマルな活動
  7. 就学前児童の年齢の保育所、幼稚園の利用率

 

さくらこ
さくらこ

まだ勉強不足時で、地域での名称と事業名称が結びつかず自信がないまま記入したところもいくつかありました。すべて埋めることが目的ではないので、調べてもわからないことは空欄でも大丈夫です。

 

最後に、「調べて感じたこと」をA4の用紙に記入します。

 

個人的には事前課題はこの「調べて感じたこと」が一番大事なところだと思いました

私自身、この課題に取り組むことで

  1. 地域の情報に関して知らないことが多いことを実感
  2. 普段何気なくみている情報を意識して見るようになる
  3. 漠然とした情報を具体的な数字を調べることで認識が違っていたことに気が付く

こんな変化を感じました。

さくらこ
さくらこ

例えば、保育所の待機児童数が多いという一般的な情報でとらえていたものが具体的な数字を調べることで思っているほど、多くなかったことにびっくりしました。

どのように情報を集めたか

上に述べたように、項目によっては「この情報、一体どこで得ることができるの!?」と思うものも多かったです。

以下は私が課題をする上で実際に利用をした参考資料の発行元です。

  1. 区市町村のホームページ
  2. 地域が発行している子育て情報に特化した無料配布冊子
  3. 児童館のホームページ
  4. 保健センターのホームページ
  5. 区・市報新聞
  6. ファミリーサポートセンターにおいてあるリーフレット
  7. ファミリーサポートセンターに掲示されているサークル紹介等

実習後のレポートを書くときのポイント

見学実習最終日には、学んだこと・反省をまとめた「感想」と「レポート」の提出が求められます。

研修レポートはただ感想を述べるものではありません。

学んだこと・振り返りを最後にしっかりとまとめて、より知識を深め、今後の子育て支援員としての活動にどうつなげていくのかという視点をもって書くことが大切です。

さくらこ
さくらこ

レポートを記入する目的は、ただ資格をとるために必要だから・・ということではないはず!私がレポートを書くときにいつも意識していることをまとめてみました。

研修の具体的な内容を記入する

今回の研修で学んだ内容を研修主催の会社に報告するほか、今後の自分の活動に生かせるように書くことが必要です。

研修で学んだ内容が伝わるよう箇条書きにする簡潔な文章にすることを心がけながら記入しました。

情報でいっぱいになった頭の中のごちゃごちゃを簡潔に視覚化することで、自分の記憶にも残りやすいレポートにできました。

他の受講者とワークをした時にでる視点の違いを記入する

研修中に他の受講者と架空の事例をもとにワークする場面が何度かありました。個人的にはここが一番面白かったです。

私が受講した時のワークの一例です。

「子どもの夜泣きに困り果てて手をあげてしまいそうになり、子どもを預けたいという父親からの相談」
この事例を研修で学んだ手順にそって相手の状況についての状況把握や提案などを考えていくのですが、ほかの現場で働いている受講者からは自分では思いつかなかった視点をいくつか聞け、学びを得たと感じたのでこちらもレポートの内容に加えました。

 

研修内容を今後の活動にどう活かしていきたいのかを記入する

子育て支援研修は今後、保育や子育て支援分野に従事するために必要な知識や技能を修得するという目的があって実施されています。

感想を述べて終わりではなく、今後の子育て支援員としての活動にどう活かしていくかまで考えましょう。

子育て支援研修は実際の子育て支援の現場に沿った研修内容となっているので、具体的に活用方法を記入するようにしました。

また、研修を受講する時に購入をするように指定があったテキストを改めて読み返しました。

研修と合わせて、テキストで子育て支援員の目的をきちんと理解するようにしたことで、全く本質とズレたことを書くことがなくなりますので、テキストの読み返しは必須です。

研修内容を理解できたかを記入する

子育て支援研修はコースによって例外はありますが、これから子育ての現場で働きたいと考えている人、すでに働いている人が一堂に会して受ける研修です。

これから一から勉強する人にとっては難しすぎる内容であったり、逆に物足りなさを感じる人もいるかもしれません。

私は素直に「○○の説明がよくわからなかった」「○○の内容について、もう少し深い話を聞きたかった」と記入しました。

子育て支援員のコースは目的によって学ぶ内容が異なります。

こちらの記事を参考になさってください。

まとめ

研修レポートと聞くとむずかしく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえておくことでわかりやすいレポートを作成することができますし、自分自身の頭の整理につながります。

研修は、知識の質を高めるために参加するものです。研修レポートを上手に扱うことで今後につながる資料となり得ます。

まずは研修のなかで印象に残った点を、自分の言葉で構いませんので具体的に記入することを意識してみることをおすすめします。

今回の内容から子育て支援員の資格取得方法について知りたいと思った方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

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