子育て支援員研修を受講していると、
「研修レポートって何を書けばいいの?」
「感想を書けばいいのか、学んだことをまとめればいいのかわからない」
「レポートの例文を参考にしたい」
と悩むことがあるかもしれません。
私自身、子育て支援員研修を受講したとき、研修でたくさんのことを学んだ一方で、「これをレポートにどうまとめればいいんだろう」と迷いました。
研修レポートは、学んだことをただ並べるだけではなく、
「何を学んだのか」
「そこから何に気づいたのか」
「今後どう活かしたいのか」
を整理すると書きやすくなります。
この記事では、私自身の子育て支援員研修の受講経験をもとに、レポートを書くときのポイントを例文を交えて紹介します。
また、私が受講した研修では事前課題や見学実習がありましたので、そのときの取り組み方についても紹介します。
なお、子育て支援員研修はコースや自治体などによって内容や提出物が異なる場合があります。実際に受講するときは、必ず受講先から案内された内容を確認してください。

こんにちは。子育て支援員のさくらこです。私が受講した「地域子育て支援コース」では事前課題と実習レポートがありました。実際に記入するとなると情報収集に苦戦したり、レポートに記入する内容をまとめることに悩みました。
子育て支援員研修のレポートは何を書けばいい?
まず、研修レポートを書くときに意識したいのが、
「研修の感想だけで終わらせない」
ということです。
例えば、
「子どもの発達について学びました。とても勉強になりました。今後に活かしたいです。」
だけでは、少し内容が伝わりにくいですよね。
そこで、
①研修で何を学んだか
↓
②そこから何を感じた・気づいたか
↓
③今後どう活かしたいか
という順番で考えてみます。
この3つを意識するだけでも、レポートを書くときに内容をまとめやすくなります。
子育て支援員研修レポートの書き方【3つのポイント】
①研修で学んだことを書く
まずは、研修でどのような内容を学んだのかを整理します。
すべての講義内容を書こうとすると、文章が長くなり、かえって何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
そこで、
印象に残ったテーマやキーワードを2~3個程度選ぶ
ところから始めてみましょう。
例えば、
- 子どもの発達
- 子どもの権利
- 保護者支援
- 地域の子育て支援
- 子どもとの関わり方
- 支援者同士の連携
などです。
研修中に印象に残った言葉をメモしておくと、レポートを書くときに思い出しやすくなります。
②研修を通して気づいたことを書く
次に、
「学んだことによって、自分は何を感じたのか」
を考えてみます。
ここは、単なる研修内容のまとめとは違う部分です。
例えば、
これまでは子どもの行動だけを見て考えることが多かったが、子どもの行動の背景には家庭環境や発達段階など、さまざまな要因があることを学んだ。
このように、
「研修を受ける前の自分」→「研修を受けた後の気づき」
を書くと、自分なりのレポートにしやすくなります。
③今後どう活かしたいかを書く
最後に、
「今回学んだことを、これからどう活かしたいか」
を考えます。
例えば、
今後、子育て支援に関わる際には、目の前にいる子どもの姿だけを見るのではなく、保護者の気持ちや家庭の状況にも目を向けながら、一人ひとりに合った支援を考えていきたい。
というように書くことができます。
「頑張りたいです」で終わらせるのではなく、
「何を意識していきたいのか」
まで書くと、より具体的になります。
子育て支援員研修レポートの例文
ここでは、レポートを書くときの文章の組み立て方がわかるように例文を紹介します。
そのまま提出するのではなく、自分が実際に受講した研修内容や感じたことに置き換えて使ってください。
例文①「研修で学んだこと」
今回の研修では、子どもへの支援だけでなく、子どもを取り巻く家庭環境や保護者の気持ちにも目を向けることの大切さを学びました。子どもの姿だけを見て判断するのではなく、その背景にある状況についても考えることが、子育て支援には必要なのだと感じました。
例文②「研修を通して気づいたこと」
グループワークでは、同じ事例について考えていても、参加者によって着目する点が違うことに気づきました。自分一人で考えていると気づかなかった視点を知ることができ、相手の意見を聞きながら考えを深めることの大切さを学びました。
例文③「今後どう活かすか」
今回の研修で学んだことを、今後子育て支援に関わる際に活かしていきたいと思います。支援する側の考えを一方的に伝えるのではなく、相談する人がどのようなことに困っているのかを丁寧に聞き、その人に合った支援を一緒に考える姿勢を大切にしたいです。
レポートを書くときは「キーワード」をメモしておく
研修中に、
「あとでレポートを書こう」
と思っていても、時間が経つと意外と内容を思い出せないことがあります。
私自身も、研修中にたくさんの話を聞いたあと、
「どの話が一番印象に残っていたんだっけ?」
となったことがありました。
そこでおすすめなのが、研修中にキーワードをメモしておくことです。
例えば、
子どもの発達
↓
保護者の気持ち
↓
支援者の関わり方
というように、気になった言葉をいくつか残しておきます。
レポートを書くときは、そのキーワードを見ながら、
「なぜ印象に残ったのか?」
を考えてみます。
そうすると、自分の言葉で文章を作りやすくなります。
「感想文」と「研修レポート」は少し違う
レポートを書くとき、
「勉強になりました」
「知らないことが多かったです」
「これから頑張りたいです」
だけになってしまうことがあります。
もちろん感想を書くこと自体が悪いわけではありません。
ただ、それだけで終わらせず、
なぜ勉強になったのか
何を知ったのか
何を今後に活かしたいのか
まで一歩掘り下げてみましょう。
例えば、
Before
子どもの発達について勉強になりました。
After
子どもの発達について学び、同じ年齢の子どもでも発達のスピードには個人差があることを改めて意識しました。今後は子どもの姿を一律に捉えるのではなく、一人ひとりの発達や個性を見ながら関わることを大切にしたいと思います。
このようにすると、
学んだこと → 気づき → 今後
が伝わります。
見学実習レポートを書くときのポイント
子育て支援員研修では、コースによって見学実習などが行われる場合があります。
私が受講した研修でも見学実習があり、実際の現場を見ることで、講義で学んだ内容を具体的にイメージすることができました。
見学実習のレポートを書く場合は、次のようなことを整理してみると書きやすくなります。
- どのような場所を見学したか
- どのような活動が行われていたか
- 子どもたちはどのような様子だったか
- 支援者はどのように関わっていたか
- 印象に残ったこと
- 講義で学んだこととのつながり
- 今後、自分が活かしたいこと
例えば、
実際の現場を見学し、子どもへの声かけだけでなく、安全に過ごせる環境づくりや職員同士の連携も重要であることに気づきました。講義で学んだ内容を実際の現場で見ることで、支援者の役割についてより具体的に考えることができました。
というように、
「見たこと」+「そこから学んだこと」
を組み合わせると、自分なりのレポートにしやすくなります。
見学実習当日の流れや、どこを見ればいいのかについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
→ 「子育て支援員|見学実習当日の流れと見学ポイント、注意事項も解説」
子育て支援員研修の事前課題はどうやって調べる?
ここからは、私が受講した研修で取り組んだ事前課題について紹介します。
私が受講した「地域子育て支援コース・利用者支援事業(基本型)」では、地域の子育て支援サービスについて調べる事前学習がありました。
現在も自治体・実施者によっては、利用者支援事業(基本型)で地域資源の把握を目的とした事前学習が行われています。例えば2026年度の千葉県の研修案内でも、地域の子育て支援サービスの現状を調査する事前学習が案内されています。
私が課題に取り組んだときは、
- 市区町村の人口
- 出生数
- 待機児童数
- 保育所や幼稚園
- 地域子育て支援拠点
- 一時預かり
- 病児・病後児保育
- 放課後児童クラブ
- 利用者支援事業
- 地域の子育て支援活動
などについて調べました。
※実際の課題内容は研修を実施する自治体やコースによって異なります。
事前課題の情報収集に使ったもの
私が実際に調べるときに参考にしたのは、主に次のような情報源です。
①市区町村のホームページ
人口や出生数、保育施設、子育て支援事業などを調べるときに役立ちました。
②自治体が発行している子育て情報
子育て家庭向けの冊子やパンフレットには、地域で利用できるサービスがまとめられていることがあります。
③児童館・保健センターなどのホームページ
地域で行われている子育て支援や相談窓口について調べるときに参考になります。
④市区町村の広報誌
ホームページだけでは見つけにくい地域のイベントやボランティア活動などを知るきっかけにもなります。
⑤ファミリー・サポート・センター
子育て家庭を支援する地域の活動について知ることができました。
事前課題で「調べて感じたこと」を書くとき
私が個人的に一番大切だと感じたのは、調べた結果から何を感じたのかを書くことでした。
実際に調べてみると、
「自分が住んでいる地域なのに、知らない子育て支援サービスがこんなにあるんだ」
と気づくことがあります。
また、なんとなく知っていた情報を数字で確認してみることで、
「思っていたより多い」
「意外と少ない」
など、新しい発見がありました。
事前課題は、すべての情報を完璧に覚えるためのものと考えるより、
「自分が暮らしている地域には、どんな子育て支援があるのかを知る機会」
として取り組むと、少し気持ちが楽になると思います。
子育て支援員研修のレポートを書くときに意識したいこと
最後に、私がレポートを書くときに意識していたことをまとめます。
1.全部を書こうとしない
研修で学んだ内容をすべて書く必要はありません。
印象に残ったテーマを選び、自分の言葉でまとめてみましょう。
2.「なぜ?」を一つ掘り下げる
「勉強になった」で終わらせず、
なぜ勉強になったのか?
と考えてみます。
3.自分の経験と結びつける
これまで子育てをしてきた経験や、仕事などで感じたことと結びつけると、自分らしい文章になりやすくなります。
4.今後どう活かすかを書く
「これから頑張ります」だけではなく、
「○○を意識して関わりたい」
など、できるだけ具体的にしてみましょう。
5.提出条件は必ず確認する
文字数、用紙、提出方法、締切などは、研修を実施する自治体や事業者によって異なる場合があります。
この記事の例文をそのまま提出するのではなく、必ず自分が受講した研修内容に合わせて書き換えてください。
よくある質問
Q. 子育て支援員研修のレポートは何を書けばいいですか?
研修で学んだこと、そこから気づいたこと、今後どう活かしたいかの3つを整理すると書きやすくなります。
ただし、提出するレポートの内容や文字数などは研修によって異なるため、受講先からの案内を確認してください。
Q. 子育て支援員研修のレポートは感想だけでもいいですか?
「勉強になった」「楽しかった」という感想だけで終わらせず、何を学んだのか、なぜ印象に残ったのか、今後どう活かしたいのかまで書いてみると、内容をまとめやすくなります。
Q. レポートの例文はそのまま使ってもいいですか?
例文は文章の組み立て方を考えるための参考として利用し、実際に自分が受講した研修の内容や、自分自身の気づきに置き換えて書くことをおすすめします。
Q. 研修レポートがなかなか書けません
まずは文章にしようとせず、
「印象に残った言葉」
「学んだこと」
「気づいたこと」
「今後やってみたいこと」
を箇条書きにしてみましょう。
そこから文章にすると、最初から文章を書こうとするよりもまとめやすくなります。
→子育て支援員で働くときに知っておくべきこと【保育補助と保育士のちがい】についてはこちら
まとめ|子育て支援員研修のレポートは「自分の学び」を整理してみよう
子育て支援員研修のレポートを書くときは、
①研修で学んだこと
②そこから気づいたこと
③今後どう活かしたいか
の3つを意識すると、文章をまとめやすくなります。
レポートというと難しく感じるかもしれませんが、最初からきれいな文章を書こうとする必要はありません。
まずは、
「この話が印象に残った」
「こんなことを初めて知った」
「これからはこうしてみたい」
という自分の言葉をメモしてみましょう。
それを整理していけば、少しずつレポートの形になっていきます。
私自身も子育て支援員研修を受講したとき、最初は何を書けばいいのかわからず悩みました。
でも、研修で学んだことを振り返りながら文章にすることで、自分が何を学んだのかを改めて整理する機会にもなりました。
これから子育て支援員研修を受講する方も、レポートを「提出するためだけのもの」と考えず、研修で得た学びを自分の中に残すための機会として活用してみてくださいね。
→ほかの研修のレポートの書き方も知りたい方へ




