自己肯定感の大切さがうたわれる中で、「自己愛が大切」と耳にする機会が増えてきました。私たちは子どもの頃より、「自分のことより他人のことを考えなさい」とは教育されてきたものの、「自分を愛すること」については言われてこなかったため、大切だからすぐにやります!とは言えません。
自己愛とは「自分で自分を愛する・認める」ということですがなかなか腑に落ちないですよね。
さくらこです。私自身も自己愛とはどういうことか分かりませんでしたが、学び、実践を続けたことで自分で苦しくしていた育児に気が付くことができました
自己愛がなぜ大切なのか
自己愛で得られる嬉しい効果
自分で自分を愛する簡単な方法
についてご紹介します
自己愛とは
私が以前、育児を頑張りすぎて苦しくなってしまった経験があります。その時にメンターさんから「自己愛が大切」と教えて頂いた時、「自己愛とは?」とインターネットで検索したことがあります。
そこには
・ありのままの自分を愛すること
・ありのままの自分を認めること
という概要が書かれていました。
当時は体感としてわからなかったのでいろいろな方のセミナーなどに参加しました。
わからないながらも、教えて頂いたことを素直にやり続けてきた結果、私が行きついた定義は
・自分自身の心からの願いに気がつき、叶えてあげる
・嫌な自分からも目を背けず、受け入れる
・他人の価値観でなく自分の価値観を軸に自分を表現することに自信をもつ
・人生を振り返って誰も見ていないところで頑張った行動を自分で認める
・自分の描きたい人生のストーリーを自分で創る
こんなイメージです。
自己愛は、「自分を知ること」が初めの一歩になります。
自分は何をした時がうれしいか、何に対して気持ちいいか、どんな時に心地いいか、満たされていると感じるか。
それが本当に自分にとっての答えで、他人の価値観に合わせたものではないか。
例えば、洋服やメイクでも周りの目を意識せず、自分が心から喜べるものを選べていますか?
「こんな洋服を着るのは母親らしくないって言われそうだから・・」
このような他人からどう思われるのかという選択基準を少しずつでいいので手放し、「本当は自分はこれが好き、やりたい」を表現してあげることです。
自己愛がないとどうなる?
自己愛が不足していると、常に自分と他人を比較したり、自分の悪いところばかりにフォーカスをしてしまいます。自分は不完全だから欠けている部分を補わなくてはならないと思い込みます。
「○○しないと愛されない」 「完璧じゃないから○○しないと」と、外側に承認されるように行動をし続け、心も身体も疲弊するまで頑張り続けます。
自分にあるものではなく、ないものばかりを見ているので、どんどん苦しくなってしまいます。そして他の誰かに「愛して欲しい」「認めて欲しい」と常に「くれくれオーラ」を出して人間関係までも悪影響を及ぼします。
自己愛がある状態で「愛されたい」と、自己愛がない状態で「愛されたい」では表面的には見えませんが大きな違いがあるのです。
自己愛が不足している時の症状
上述したような「他人に認められたい」は承認欲求といいます。承認欲求自体は、自然な感情なのである程度あるのは健康的な証拠です。しかし承認欲求が過剰だと、色々な問題を引き起こしてしまします。
・自分の実力以上に大きく見せようと虚勢を張り心身のが疲労困憊
・パートナーを束縛してしまいお互いが苦しい
・相手を自分の思い通りにコントロールしようとして信頼関係が壊れる
・他人が褒められているのを素直に喜べない自分
すべて自己愛不足による他人軸の生き方で振り回された結末の症状です。
他人軸に振り回された結果、エネルギーが下がり弱い状態です。これではせっかく持っている自分の本質がもつ素晴らしさを放つことができません。
自己愛を高めるとどうなるの?
自分で自分を認めることができ、愛することができるようになると、さまざまなことが軽やかに進んでいくようになります。
・自分軸が持てるようになる
・内側から愛が自然とあふれる
・判断が速くなる
・判断に自信が持てるので仕事も早くなる
・人の顔色に振り回されず、堂々と自分を表現できる
・人からマウントされなくなる
・他人が褒められても「すごいね」って心の底から思える
・他人にも寛容になれる
・愛の波動を持った人が引き寄せられる
・エネルギーが整った状態なので、色々なことがタイミングよくすすむ
このようにいいことが一杯です。
簡単!自己愛の高め方
自己愛を高めることは、自己承認力をつけるということです。他者承認を欲しい欲しいという思いがグッと減り、他社から承認されるための行動をストップさせることができます。
つまり自己承認は、自分で自分を承認していけばよいので、他人から無理やり奪う事なく自分で自分を満たされた状態にもっていくことができるのです。
どれもお金も時間もかかりません。自分に対する優しい眼差しだけ向けてやり続けてみてください。
1 当たり前にやってきたこと、やっていることに感謝する
朝起きた、家族のご飯を準備した、トイレにいった、買い物に行った。どれも当たり前だと思っていませんか?過去、誰も見ていなかったけれども、スリッパの向きをそろえた、近所の子どもに優しい眼差しを送った・・どれもどれも当たり前ではないのです。
小さな頑張りから大きな頑張りまで、スルーせずに「頑張ったね!」「すごい!」「あなただからこそやってこれたんだよ」と沢山褒めてあげましょう。
始めは違和感があるかもしれませんが、あなたの心が少しずつ喜んでいるのを感じるはずです。
2 自分の身体をねぎらう
自分の身体にも思いっきり、感謝の波動を送ってあげてください。
・足があるおかげで好きな場所にいける
・目が見えるおかげで美しいものを見ることができる。
・お母さんのお腹の中で命を授かった時から1分1秒たりとも休まないでずっと動き続けている心臓
お風呂に入った時など、ゆっくりと「ありがとう」とじっくり感じてあげてください。身体が内側で喜んでいるのを感じるでしょう。
3 自分の本音に寄り添う・願いを叶える
自分にいつも「本当は何が希望なの?」と心からの願いを聞いてあげる習慣をつけましょう。
あなたが子どものころ、自分ではなく兄弟の要望ばかり叶えることにお母さんが一生懸命だったらどんな気持ちがするでしょうか?他人の価値観にばかり合わせることに一生懸命で自分の本当の気持ちは置いてきぼり・・これではいつか心が反乱を起こします。
あなたの本当の気持ちが表現できるように、いつもこの質問を投げかけて叶えてあげるようにしてください。
4 肯定的な人と付き合う
既に自己愛で満たされている人と付き合うことで環境がかわります。愛に満たされている人は、お互いを自然とサポートし合えて、高め合うことができます。良い環境の中に身を置くと決めるのも自己愛を高めることにつながります。
まとめ
内側から自然と溢れる愛を注げるお母さんになるためには欠かせない「自己愛」についてご紹介しました。私の経験からお伝えすると「自己愛を育むことがすべての出発点」といっても過言ではありません。
他人を優先してきた私たちには「自己愛」と聞くと違和感を感じるかもしれません。
それでも本記事を何度も読み返して実践していただければ、自己愛を育んで、内面から幸せが溢れる自分になり育児も楽しみながらできるようになります。