無資格の専業主婦が保育士補助で働くメリット【スキル・経験がなくても大丈夫?】

質問者さん
質問者さん

子育てが一段落ついたから仕事をしたいけれども、スキルも経験もないから働ける場所があるか不安だな。

保育補助の仕事って無資格でもできるって聞いたけれどもどうなの?

 

こんな不安や疑問を持っていませんか?

子育てや家庭の責任を果たすために仕事から離れていた専業主婦は、「子育てが落ち着いたので仕事を始めたい」と思った時に、自身の経験やスキル不足を嘆く女性が少なくありません。

しかし、一部の専業主婦は、保育士補助として働くことで、自身の主婦としてのスキルを活かし、社会とのつながりを築くことを選び。家庭と仕事が上手にバランスができる働き方をしています。

本記事では、無資格でも専業主婦が保育士補助として働くメリットについて探ってみたいと思います。

保育補助とは

保育補助とは認可保育所、小規模保育園、託児所、などで保育士の業務をサポートをする仕事です。

基本的には食事やおやつ、お昼寝などの準備や後片付けといった補助的な仕事を任されます。

ただ、保育士資格保有者と仕事内容に明確な線引きがあるわけではないので、もちろん子どもと直接関わる仕事を任されることもあります。基本的には以下のような業務がメインです。

乳児クラス ・保育園児の登園、降園の補助 ・クラス活動で使用するおもちゃの準備と片付け
・ミルク作り・おむつ替え
・給食、おやつの準備と片付け
・食事の補助
・散歩の同行
・一緒に遊ぶ
・園内の清掃や環境整備
・着替えの補助
・汚れ物など個人のリュックに間違えがないように戻す
幼児クラス ・保育園児の登園、降園の補助
・園児の寝かしつけや昼寝中の見守り
・散歩の同行
・給食の準備・片付け
・園内の掃除や環境整備
・保育材料の作成や準備
・自由遊びで使用するおもちゃの準備や消毒、片付け
・備品のチェック

 

さくらこ
さくらこ

乳児クラスとは0歳~2歳児クラス

幼児クラスは3歳児クラス~5歳児クラスのことよ!

保育園の規模によって、任される業務の範囲は幅がありますが、無資格者で保育補助として就労する場合は上記のお仕事が一般的といえるでしょう。

保育補助の需要は多い

「スキル・経験無し」と悩む主婦に保育補助のお仕事がおススメである理由は、現代社会において非常に高い需要があるため、主婦としてのスキルを武器に就労先を比較的、見つけやすいからです。

以下に、需要の高さを示す要素をいくつかご紹介します。

保育士不足の解消

保育現場では、相変わらず人手不足が深刻な課題となっています。特に、保育士の数が需要に対して不足している施設がたくさんあります。

このような状況下で、保育補助の仕事は重要な役割を果たしています。

保育補助は、保育士のサポートとして子どもたちの保育園での生活に関わり、人手不足を解消する助けとなります。

子育て支援を必要とする家庭が増えている

共働き世帯や核家族化の進展により、子育てに関して家庭の負担が増えています。多くの親が子どもの安全な環境での成長を望みながらも、仕事との両立が課題となっています。

そのため、保育施設や幼稚園などでの保育サービスへの需要が高まっています。保育補助の仕事は、保育士や教職員のサポートとして、子育て支援の一翼を担っています。

子どもの多様なニーズへの対応

現代の子どもたちは、多様な背景やニーズを持っています。特別なケアやサポートが必要な子どもたちに対応するため、保育施設では保育補助者の需要が高まっています。

個別支援や特別なプログラムの実施など、子供たちが適切なサポートを受けられる環境を整えるために保育補助が必要とされているのです。

家庭との両立の需要

専業主婦や子育て中の女性にとって、保育補助の仕事は家庭との両立がしやすい働き方の一つとして魅力的です。保育補助の場合、シフト制で働くことが一般的ですが、常勤の保育士と違って書類の作成などもないため残業や持ち帰り仕事などもないでしょう。

扶養内で働くことを選択したり、日中4時間~6時間くらいで働くことを選択することも可能です。

そのため、専業主婦から保育補助として働きたいという希望が多くあり、求人数も増えているのです。

 

さくらこ
さくらこ

子どもの数は減ってきているとはいえ、子育て支援が必要な家庭が増えてきている分、保育士はより求められることが増え、忙しくなってしまっているのが現状よ。

質問者さん
質問者さん

なんだか自分が役立てそうなことがありそうな気がしてきたわ!

以上の要素からもわかるように、保育補助の仕事には非常に高い需要があります。

子育て支援、人手不足の解消、多様なニーズへの対応、学習支援の重要性などが需要を牽引しています。そのため、無資格の専業主婦が保育士補助として働くことは、社会的に貴重な役割を果たすことになります。

では次に、保育補助で働くことで得られるメリットについてご紹介します。

専業主婦が保育補助で働くことで得られること

保育補助の仕事の需要の高さを理解していただけましたでしょうか?需要が高いということは就職もしやすいというメリットがあります。

他にはどのようなメリットがあるのでしょうか?保育補助としてて働いた場合に得られるメリットをみていきましょう。

子供への関与と経験の獲得

専業主婦が保育士補助として働く最大のメリットは、自分の子どもだけでなく、他の子どもたちとも関わる機会を得られることです。

これにより、子供たちの成長や発達をサポートするスキルを磨くことができます。

例えば、保育士補助として働くことで、子どもたちの日常生活や学習に関与し、貴重な経験を積むことができます。

また、保育士と協力しながら働くことで、保育の専門知識やスキルを身につける機会も得られるでしょう。

 

社会とのつながり

専業主婦が保育士補助として働くことで、自宅という限られた環境から抜け出し、社会とのつながりを持つことができます。

保育施設では、他の保護者や職場の人たちと交流する機会があります。これにより、情報交換や支え合いの場を得ることができます。

また、仕事を通じて新しい友人や仲間を作ることもできるでしょう。さらに、保護者とのコミュニケーションを通じて、地域の様々な情報や活動にも関わることができます。

 

スキルの向上と将来の可能性

保育補助として働くことで、保育に関連するスキルや知識を向上させることができます。

保育士と協力して働く中で、子供たちのケアや教育に関する実践的なスキルを磨くことができます。これにより、将来的に保育士の資格を取得し、本格的に保育の仕事に進む道も開けるかもしれません。

また、保育補助の経験は他の職業への転換にも役立つかもしれません。子どもたちとのコミュニケーション能力や協力能力、忍耐力など、保育補助で培ったスキルは、様々な職場で活かすことができます。

 

自己成長と自己肯定感の向上

保育補助として働くことは、専業主婦にとって自己成長の機会でもあります。

仕事を通じて自身の能力を発揮し、子どもたちや保護者からの感謝や信頼を得ることで、自己肯定感が高まることがあります。

また、保育の現場では常に新しい課題や挑戦が待っています。これにより、自己成長意欲を刺激されることでしょう。

自分の力で子どもたちをサポートし、成長を見守ることで、専業主婦としての自己評価も向上することが期待できます。

質問者さん
質問者さん

専業主婦である自分を肯定的にとらえることができるようになると、「もっと社会に役立つ自分になるためにはどうしたらよいか」に意識が向いていきますね!

保育補助の求人がある場所

保育補助の求人は、以下のような場所で見つけることができます。

保育施設

保育園、幼稚園、認定こども園などの保育施設は、保育補助の求人情報を掲示しています。「この保育園で働いてみたい」と決まっている人にはむいています。

ただし、保育補助が未経験者である場合、「なんとなく近いから」「なんとなく親しみがあるから」などの理由で決めるのは危険です。

最初は自分の勘に頼らず、いくつか候補をみつけて自分が希望する条件面の見比べてみましょう。他施設との違いを知ることで、就労後の不満の発生を避けることができます。

学童クラブ

学童クラブでも保育補助の求人があります。学校の教育委員会のウェブサイトや学校の採用情報を確認してください。

地方自治体

地方自治体の児童福祉部門や保育課などが、保育補助の求人情報を提供しています。市区町村のウェブサイトや求人情報ポータルサイトをチェックしてみましょう。

求人サイト・転職サイト

無資格者での応募の時には「アルバイト・パート募集」のサイトを利用することがおススメです。

例えば「アルバイトEX」では「バイトル」や「しゅふJOB」などの有名な会社の求人サイト22社が扱う全国150万件以上のアルバイト案件を一括で検索できる優れたサイトです。

このサイトから申し込むことで3万円~最大5万円のお祝い金がもらえるので是非活用してみてください。

さくらこ
さくらこ

アルバイトEXは、サイトがわかりやすいので、探しやすいのが特徴よ

質問者さん
質問者さん

検索サイトが見やすいと、探している途中に嫌になっちゃうことがないから助かるわ!

無資格の保育補助の待遇

無資格の保育補助の待遇は、施設や地域によって異なる場合があります。

一般的には、資格を持つ保育士と比較すると、待遇面での差が存在することがあります。以下に、無資格の保育補助の待遇について考えられる要素をいくつかご紹介します。

給与

保育士は専門的な資格を持ち、保育のスキルや知識を習得しているため、その専門性に応じて報酬が設定される傾向があります。そのため無資格の保育補助は、保育士と比較して資格や経験が不足しているため、報酬面での差が生じることがあります。

一般的に無資格の保育補助者は非常勤での勤務が多く、給料も時給制のところがほとんどです。時給は就労先にもよりますが、1000円~1200円からのスタートが相場になっています。

ただし、地域や施設によっては、経験や役割に応じた待遇や昇給の制度が設けられている場合もあります。

契約形態

無資格の保育補助の雇用形態は、非常勤での雇用が一般的です。勤務は人でが足りない日や時間に必要とされシフト制がほとんどです。

勤務は日中だけではなく、保育園で早番・遅番と呼ばれるシフトの時間帯での募集も多くありますので、家庭の都合に合わせた募集案件を見つけるとよいでしょう。

人手不足を補うための臨時の補助や短期プロジェクトに参加する場合、契約期間や雇用条件が限定的な場合があります。

福利厚生

無資格の保育補助の福利厚生については、保育士に比べて制約がある場合があります。

常勤社員として働いている保育士は厚生年金や健康保険などの福利厚生を受けることが一般的ですが、無資格の保育補助者には同等の福利厚生が提供されない場合もあります。

ただし、一部の施設や地域では、福利厚生の一部を受けることができる場合もありますので、個別の雇用条件を確認することが重要です。

さくらこ
さくらこ

施設によっては自治体からの補助金があるため、保育士試験の受験費用を負担してくれるなどしてくれるところもあります。

無資格者におススメの子育て支援員研修

無資格で保育補助をして働くことは可能ですが、保育補助として就労すする前に「子育て支援員研修」を受講することもおススメです。

なぜならば保育補助をして就労した場合、「育児」と「保育」の違いを知り、働きながら「保育」を学ぶことになります。

子育て支援員研修を受講することで、保育の基礎知識を学ぶことができるので就労する前にある程度のイメージがつきやすくなります。全国で通用する「子育て支援員資格」を得ることができ、無資格で応募するよりも時給が若干高く設定されていることも少なくありません。

子育て支援員研修は、自治体が募集しており無料で受けられる研修ですので保育補助として働いてみたいを考えている人にはおススメの研修です。

子育て支援員研修についてもっと知りたいという方はこちらの記事が参考になりますよ。

まとめ

専業主婦が保育士補助として働くことには、子どもへの関与と経験の獲得、社会とのつながり、スキルの向上と将来の可能性、自己成長と自己肯定感の向上といったメリットがあります。

保育業界では相変わらず人手が不足している状況のため、保育補助の求人は多く見つけることができます。

無資格でもチャレンジできるので、保育の仕事に興味のある主婦のパートにおすすめです。

ただし、自身の希望や条件に合わせた働き方を選択することが重要であり、自分に合った働き方を見つけることで、仕事と家庭の両立を実現できます。

保育士補助としての活躍によって、専業主婦の方々が社会に貢献する機会が広がっています。

 

 

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