保育補助の面接に落ちた!不採用だった理由と採用されるための対策10選

子育てママ
子育てママ

保育補助の面接を受けたのだけれども、不採用通知・・自信がなくなっちゃうな

保育補助の仕事に応募したら不採用通知がきてがっかり・・そんな経験をしたことがある人は少なくありません。

無資格であっても応募できる保育補助の仕事ではありますが、職員の一人として働く以上、面接ではしっかりと人物を重視して採用しています。

もしかすると、保育補助の面接で落とされてしまったのは、

「保育士免許はもっているから大丈夫」

「保育業界は人手不足だから採用してくれるはず」

と、たかをくくって面接に臨んでいたことが見透かされていたからかもしれません。

しかし、原因や理由は、本人にはなかなか気づけないもの。

不採用だった原因を振り返らないまま、次の面接に臨んでも採用される可能性は低いでしょう。

本記事では、今後も面接で落ち続けない為にも、落ちた原因を振り返り、自信をもって次の面接に臨むための対策を解説します。

保育補助の面接に落ちた時に振り返るべきこと

いくら 保育業界は人手不足といえども、誰でも簡単に採用されるわけではありません。人と接する力が求められる仕事であるが故に、人間性はいろいろな点からチェックされています。

不採用通知を受け取ってしまったら、まずは過去の面接を思い出しながら、自分に当てはまるところはなかったのか振り返りをしてみましょう。

1.面接にふさわしいマナーで対応したか

保育補助は子ども達だけでなく、保護者とも接する仕事です。保護者からみれば、保育士であっても、保育補助であっても保育園の「先生」です。

保育園への信頼は職員の印象や対応で決まると言っても過言ではなく、応募者にマナーがあるかどうかは厳しくみています。

  • 約束の時間の5分前には到着していたか(早すぎてもダメ)
  • 面接の場にふさわしいスーツや靴を着用していたかどうか
  • 自分から明るくさわやかに挨拶をすることができたか
  • 清潔感のある髪型(染色を含めて)だったか
  • 爪やメークなどに清潔感があるか
  • 面接中に緊張から髪の毛をいじったり触ったりしていなかったかどうか
  • 丁寧な言葉づかいができていたか

など振り返ってみましょう。

2.表情豊かに笑顔で受け答えができていたか

保育補助として面接を受けに来ているのに表情が乏しい、笑顔もないそんな人は保育現場には向かないと判断されます。

なぜならば、子ども達は大人の表情からたくさんのことを学びながら成長していきます。

緊張しすぎて表情がこわばっていなかったか、笑顔と、明るい声のトーンで受け答えすることができていたかを振り返ってみましょう。

さくらこ
さくらこ

私がかつて在籍していた園の園長は「ちゃんとした人だけれども、表情が暗いのが気になるのよね・・」と判断を迷っていることがよくありました。

3. 履歴書は丁寧に書いて提出したか

送られてきた履歴書をみると、写真が暗かったり、字にクセが強かったり、白紙が多いまま提出されていることも少なくありません。

よほどひどいものは書類選考の段階で落とされますが、「とりあえず面接はしてみよう」という程度で残る場合もあります。

つまり、面接にはたどりつくものの、面接前に、すでにマイナスの印象がついているのです。

なぜなら、履歴書や職務経歴書においては大切な書類で自分をアピールするものです。大切な履歴書もきちんと書けないような人に仕事を任せて大丈夫なのかという不安を保育園が持つのは当然です。

自分が提出した履歴書や写真をもう一度、見直してみましょう。

4.  保育補助をしたい理由が説明できていたか

保育補助になぜなりたいのか この点が曖昧で目的がはっきりしなければ採用に至らない ケースは多いです。

ただ、子どもと関わることが好きだから…といった理由では意欲が伝わらず、他の応募者もたくさんいた場合にはインパクトに欠けます。そもそも、「子どもが好き」というのは、この業界で働きたい人には大前提ですよね。

また、たまに資格マニアのように、一貫性のない資格が羅列されていることがあります。保育園から見ると「この人は本当に保育補助の仕事が続くのだろうか?」と考えます。

誰もが答えられそうな漠然としたことではなく、どうして保育補助の仕事がしたいのか、どうして他の園がある中で、そこの園で働きたいのかを明確にして具体的に落とし込む必要があります。

自分の志望動機が一般的なものでなかったか振り返ってみましょう。

5.ネガティブな印象を与えていなかったか

保育園側では、採用した人はできるだけ長く働いてもらいたいと思っています。

逆に言えば、すぐに辞められてしまっては園の運営にも支障をきたしかねませんので避けたいものです。

そのため、ネガティブな発言が多いと「この人は長く勤めることはできないのではないか?」と判断します。

例えば、前職の退職理由を聞かれた場合、「園長や同僚からひどい仕打ちをうけた」などと被害者意識を持って話す人は、きっと同じような理由で退職を繰り返すでしょう。

面接マニュアルの中に、「どうして前職をやめたのか?」「どうして職がいろいろとかわっているのか」という質問は設定されていることがほとんどす。

面接の中でも重視されている部分でもありますので、聞かれた覚えがある人は、自分がどんな言葉を使って答えたかを振り返ってみましょう。

 6. 保育補助としてスキルがあるか

 保育補助としてふさわしいスキルや体力があるかも大切なポイントです。

スキルといっても保育に関する知識のことではありません。

✔協調性があるか
✔コミュニケーション能力はあるか
✔保育士をサポートできる体力があるか

保育士と上手にコミュニケーションをとりながら動ける、体力があるから動けるということがアピールできているかどうかという点も重視されています。

適正検査がある保育園では、コミュニケーション能力や協調性を数値化して出されることが多いです。

体力については、保育園は常に人員ぎりぎりの体制で回していることも多いので、急な休みは大きな痛手となります。体力があることをアピールできたかも振り返ってみましょう。

7. 一方的にしゃべりすぎていなかったか

自分の思いを話すことは大切です。ただし、コミュニケーションがとれているかどうかは大切なポイントです。

以前、エピソードを話すときに、役者さんかを思うくらい面白ろおかしくお話してくれた人がいましたが、残念ながらその人は採用にはなりませんでした。

質問の意図がわかっておらず、一方的に話し続けてコミュニケーションが成り立たなかったからです。

保育園は人と人の繋がりです。コミュニケーションが何よりも大切です。

質問の意図に沿った回答をできていたか、振り返ってみましょう。

 8. 働く時間数や時間帯などの制限が多い

保育補助で働きたいと考えている人は、

・扶養内で働きたい
・子どもが学校にいっている時間帯だけ働きたい
・週に決まった曜日だけ働きたい

など、家庭との両立を考えた働き方を望む人がほとんどです。

自分が望む働き方を選びやすいのがパート勤務の魅力ではありますが、あまりにも融通がきかないと、複数の応募があった場合、採用を見送られてしまう可能性が大きいです。

自分の働き方の希望をどのように伝えたか振り返ってみましょう。

9. 立場をわきまえた回答をしていたか

保育補助として既に経験が長かったりした場合、本人はそのつもりはなくても、「謙虚さにかける人」と判断されてしまうことがあります。

例えば

「自分より経験が少ない保育士に対してどのように接していきますか?」

などの質問に、「自分が教えてあげる」などという回答をするのはNGです。あくまでも保育補助は保育士のサポートをするのが仕事になります。

チームで仕事をしていく以上、自分の仕事の立場をわきまえた視点で、回答することが大切です。経験が豊富である人ほど、自分の回答を振り返ってみましょう。

10. 事前に保育園のことを調べたか?

面接に行く前に受ける保育園のことをどのくらい調べたでしょうか?もしかしたら、応募条件しか見ていなかった・・なんて人もいるかもしれません。

あらかじめ保育理念などを知っておかないと、保育園が求める人物像と大きくかけはなれた自分をアピールしてしまっている可能性がります。

「この保育園にはふさわしくない」と判断されるような回答をしていなかったかを振り返ってみましょう。

保育補助として採用されるための対策

面接で落ちてしまう要因について紹介しました。

では、具体的にはどのようなことを改善していけばよいのでしょうか?改善策について解説します。

1. 面接にふさわしい服装を細部までチェックする

保育士は正社員やパートと、雇用形態もさまざまですが、面接は雇用形態に関係なく実施されます。面接を受ける前に、自分の服装をチェックしましょう。

服装やアクセサリー

そのため正社員でもパートでも、服装で意識すべきポイントは基本的に同じです。スーツを選んで失礼にあたることはありません。

しかし服装指定がなく、「パートでスーツは重すぎるのでは?」と不安な方は、オフィスカジュアルでも問題ありません。

さくらこ
さくらこ

「パート仕事だから」という意識なのか、カジュアルな服装で面接に来られる人が意外と多くいます。きちんとした服装は、相手を敬う気持ちの表れにつながりますよ。

ヘアスタイル

ヘアスタイルは清潔感に大きく影響します。以下で男女共通、女性・男性別で好まれるヘアスタイルをみていきます。

男女共通 ・前髪が目にかかっていない
・黒髪またはそれに近い染色
・香りが強いヘアスプレーを使用していない
女性 ・長い髪はまとめている
・前髪は目にかからないようにしてある
・シンプルなヘアゴムを使用している
男性 ・寝癖がない
・清潔感がある髪型
・ひげをきれいに剃っている

2. 第一印象を意識する

人の第一印象は最初の3分で決まるといわれています。

身だしなみと共に、明るい挨拶と笑顔は第一印象を確実によいものにします。人は、第一印象がよい人の話は肯定的にとらえる特徴があります。

反対に、第一印象が悪い人は否定的にとらえてしまい、よほどのことがない限り、印象をひっくる返すことは難しいといわれています。

自分の話し方や、表情、雰囲気に

・人当たりの良さがあるか?
・明るく優しい笑顔を表現できているか?
・落ち着きのある所作ができているか?

をチェックしましょう。

自分の姿を動画撮影して客観的に見てみるといいですよ。

3. 履歴書をしっかり書く

履歴書や職務経歴書はしっかり 丁寧な字で書くようにしましょう。 今は パソコンで履歴書を提出しても問題ありません。

今まで仕事をしていた業種に一貫性がかったりする場合は、しっかりとその時にどうしてそれを選択したのかなどを説明したうえで、なぜ今回、保育補助の仕事をしようと思ったのかをしっかり説明できるようにしておくことは必要です。

4. 保育補助の仕事を理解しておく

「保育補助の仕事=子どものお世話をすること」だけて応募すると、実際に働きだした時にギャップに苦しむことになります。

保育園によって保育補助がどこまで仕事を任されるかは違ってきますが、事前にしっかりと理解しておきましょう。

5. ネガティブな発言は言い換える

ネガティブな発言が多い人は職場の士気を下げる人として判断されます。

面接の時にネガティブな言葉をポジティブな言葉に抑えることは、自分の印象を向上させ、ポジティブな側面を強調するための効果的な手段です。

「他の職員とうまくやっていけそう」と思ってもらうためにも、人のせいにするような発言はしないように心がけましょう。

6. 無資格であれば子育て支援員資格を取得する

保育補助の仕事は保育園によって、任される仕事の範囲が異なります。片付けや掃除などがメインであれば無資格でも十分に対応できますが、子どもとの関わりが多い場合、ある程度の知識は必要となります。

保育園としても任せられる仕事の範囲が多い人を優遇します。

保育士の資格を取るのは難しくても、子育て支援員の資格は、各自治体で行っている20時間前後の研修を修了することで取得することができます。

保育補助を目指しているのであれば取得を検討してみましょう。

7. 自分が絶対に譲れない部分を除いて、融通を利かせる

保育園が保育補助にいて欲しいと望む時間帯は保育園によってバラバラです。

 早番の時間帯のこともあれば、遅番の時間帯のこともあったり 日中であったり。そこに当てはまる人が保育補助の仕事につくことができます。

 そのため 時間の融通を聞かせることは大事です 。

自分が絶対に譲れないという条件は無理に合わせる必要はありませんが、働き方の条件に幅を持たせることで採用される可能性はあがります。

8. コミュニケーションを大切にする

保育園ので仕事は、子どもとだけではなく、職員や保護者とのコミュニケーションが円滑にできることが必須です。

例えば一方的に質問や自分の不安ばかりを語ってしまうのはNGです。

自分の話をし過ぎてしまう傾向がある人は、相手の質問の意図を理解することを意識して、それに回答することを意識してみましょう。

9. 経験があって謙虚な気持ちで望む

いくら経験があっても、でしゃばりな保育補助になってしまいそうな人は保育園の運営がうまくいかなくなるので採用されないでしょう。

「保育補助のでしゃばりに苦労している」という保育園は少なくありません。

・立場をわきまえてサポートする
・指示は責任者にあおぐ
・コミュニケーションを密にとる

など、保育園の運営のためにうまく立ち回れる人であることを心がけ、アピールしましょう。

10. 面接前に保育園の情報をチェックする

面接前に、保育園のことを調べるようにしましょう。

保育園のホームページやブログなどからある程度の情報を得るこはできます。

理念、受け入れ園児数など予め知っておかないと、保育園が求める自分像からかけ離れた回答をしてしまう可能性につながります。

面接の最後に「何か質問がありますか?」という場面でも、公表されているような情報を聞くことはやめましょう。

まとめ

今回は、保育補助の面接で落ちてしまう理由と対処法についてご紹介しました。

保育補助の仕事は保育園の運営にかかせない存在です。保育補助がいるおかげで、クラスが明るくなったり、保育士が仕事をしやすくなったりします。

だからこそ、保育園は保育補助としてのスキルだけでなく、人間性をチェックします。

「パートだから」といって、ろくろく準備もせずに面接に臨む姿は、面接官をする人に伝わるものです。

しっかりと準備をすることで意気込みを自然と伝わりやすくなりますので、この記事を参考に次の面接に向けて行動をしてみましょう。

面接が心配だったり、園の情報収集に不安がある方は転職エージェントに登録しておくと心強いですよ。

ぜひ、保育園の縁の下の力もちとして、活躍してくださいね!

 

タイトルとURLをコピーしました