内定通知がきた保育園から、入園説明会や入園面接のお知らせきたけれども、どんな感じなのかしら?
こんな疑問に、お答えします。
保育園の入園希望が通ると入園前に面接や入園説明会があります。
開催時期は自治体や保育園によって違いがありますが、4月入園の認可保育園の場合、2月の中旬から3月の中旬にかけての開催が多いでしょう。
面接や説明会の受け答え次第で、内定が取り消されるのではないかと心配したり緊張したりするママもいるようです。
面接や説明会での服装や夫婦で行くべきなのかなども気になりますよね。
さくらこです。入園説明会や入園面接に毎年、立ち会っている保育所職員の私が解説しますね
本記事を読めば「どんな感じかわからなくて不安」がわかり、見通しをもった行動ができるので説明会や面接に安心して望むことができますよ。
保育園の入園説明会とは
保育園の入園説明会とは、保育園の理念をもとにした園での生活を始める上での重要事項や規定などをわかりやすく伝え、入園する保護者に保育園を知ってもらう場です。
日常でも契約を取り交わす前には、重要事項を読んでサインをすることを求められますよね。
保育園も保護者に向けて、保育園の運営規定を説明する義務があります。
欠席したからといって、説明を聞かずに申込書だけだせばOKということにはなりませんので欠席の場合は必ず連絡しましょう。
保育園がした日に一斉に集まって開催されることも多いですが、コロナ禍でのオンラインの普及により、入園説明会に関してはZoomなどを利用して開催している保育園も増えています。
保育園の入園説明会の内容
説明会では、内定後に手渡しや送付された書類一式の中にある重要事項や入園のしおりなどをもとに、園での生活・保育・保健・給食の説明をされることが一般的です。
保育園での持ち物や、家庭からの提出書類についての説明もあります。
持ち物については園によって違いがあるので、説明会後に準備すると無駄な出費や時間をなくすことができますよ
入園を希望する家庭全員にむけての説明になりますので、個別で気になることがあれば説明会のあとや、入園面接の時を利用するとよいですよ。
保育園の入園説明会に夫や子どもは一緒でもいいの?
入園説明会に、父親もいっしょに夫婦で参加をしたい、子どもを連れていきたいと考えているママもいるのではないでしょうか。
コロナ禍での人数制限などを理由に、参加者は1名のみになる場合もありますが、制限がなければ夫婦や子連れで参加する家庭も多いです。
父親が送迎する可能性がある場合は、いっしょに参加しておくと父親も保育園について知ることができるのでよいかもしれません。
人数制限などがあれば、あらかじめ園側から指定があるはずですが、心配であれば電話をして聞いてみましょう。
子どもを連れていくかどうかに関しては、説明会の後に、入園前の健康診断があれば連れていかなくてはいけませんが、それ以外であれば家庭の事情によって様々です。
ただし説明会の時に、保育士が別部屋で子どもを預かるということはほぼないので、預かってもらえる人がいるのであればお願いしてみると大事な話を聞き漏らしてしまった!というリスクは減らせます。
保育園の入園説明会の持ち物は?
入園説明会で一般的に必要なものは
・入所申込書
・保育園から送付された書類
・筆記用具と印鑑
・健康診断があるのであれば母子手帳
・振替依頼書
保育園によっては靴をいれるビニール袋なども必要です。
また、保育園で引き落とし口座のキャッシュカードを読み込んで、引き落とし口座の振替依頼書の代わりにするシステムを導入しているところもあります。
当日、忘れ物をしてまた出向かなくてはいけなくなったということにならないためにも、保育園から案内された持ち物をしっかり確認しておきましょう。
保育園の入園説明会の服装は?
結論から言って、ほぼ、みなさん普段着です。スーツの方はほぼ0に近いです。
保育園側も、服装で子供や家庭を判断するわけではないので、動きやすい普段着で良いと思います。
ただし、タトゥーが目だったり、あまりにも奇抜な恰好をしていると、やはりその家庭の事情をちゃんと知れるまでは、気になる家庭として印象に残ることは否めません。
説明会が保育園で開催される場合は、床に直接座ることになるか、子ども用の椅子に座ることになります。女性は膝丈くらいのスカートですとツライのでパンツやガウチョなどがおススメです。
親子とも、清潔感がある恰好であれば問題はないでしょう。
保育園の入園面接
保育園面接は入園後円滑な生活が始められるようにお互いに情報交換をする場です。保護者が日常生活での子どもの様子を伝える場になります。
面接や説明会の受け答え次第で、内定が取り消されるのではないかと心配したり緊張したりするママもいるようですが、認可保育園では、自治体によって選考が行われます。
幼稚園のように親子の面接が個々の保育園の合否につながることはあまりありませんので、リラックスして普段の子どもの様子をきちんと伝えることが大切です。
保育園の入園面接の流れ
入園面接の流れは保育園によって様々ですが、内容的には保育面接、保健面接、給食面接、園長面接のそれぞれでの分野での配慮すべきことなどを伝えていくことになります。
園長面談では、就労状況や保育園の利用時間などを確認されることが多いです。
入園面接で一般的に聞かれること
面接は子どもの様子を見ながら、入園してからスムーズに慣れていけるように以下のような内容をヒアリングしていきます。
面接は両親どちらが来ても大丈夫ですが、子どもの日常の様子をきちんんと把握している人が行くようにしましょう
保育士による面接
保育士による面接では、当日の子どもの様子を見ながらヒアリングしていきます。親が必要以上に緊張していると、子どもに伝わってしまうのでリラックスしてのぞんでくださいね。
面接者:主任・または来年度の担任
・家庭での過ごし方
・食事や睡眠の状況
・好きな遊びや嫌いな遊び
・持ち物の確認
・慣らし保育のスケジュール決め
・送り迎えの確認
・土曜保育、延長保育の有無
・通園方法
慣らし保育って何?と思った方は、次の記事をご覧くださいね。
健康状況に関する面接
入園面接者:看護師
・出産時から現在までの病気歴
・予防接種の様子
・アレルギーの有無
・園での病気や怪我の対応について
・与薬について
・身体測定、歯科検診について
・体調の悪い時のお迎え
食事に関する面接
面接者:給食責任者
あらかじめ家庭で記入をしてきている、食材一覧チェック表やアレルギーの有無に関する書類をもとに面接がされます。
・アレルギーの有無
・アレルギー食の対応について
・離乳食の進み具合
・給食に出る食材を食べたことがあるかチェック表で確認
季節の野菜だったり、あまり家庭では出されない食材だと食べたことがないものもありますが、正確に書くようにしましょう。
園長面接
・家庭の状況
・送り迎えの確認
・就労時間
・土曜保育、延長保育の有無
・年間行事
・個人情報の確認
・入園式の案内
まとめ
入園内定後は、保育園生活に向けての準備が必要で、入園説明会・入園面接もその準備のスタート地点になります。
入園説明会⇒保護者が保育運営を知って、安心して子どもを預けられる情報を得る機会
入園面接⇒子どもが保育園で安全・安心に暮らせるようになるための相互理解の機会
ともいえます。
面接はあまり緊張せずに、普段の子どもの様子を伝えられるように頭の中を整理しておきましょう。
予防接種の実施状況やアレルギーの有無なども確認されるため、母子手帳の確認や伝えるべきことは事前にメモをしておくことをおススメします。
0歳児クラスの日常の過ごし方を知っておくと、よりリラックスして面接にのぞむことができますよ